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転校生が来る!

作者: 雨樋 朔
掲載日:2026/03/19

私は岐阜のどこかにある戸古頭(どこかしら)高校という、田舎の学校に通う学生。名を岐阜(ぎふ)という。

この学校は20人強のクラスが各学年二つずつで、全校が約120人くらいの小さな学校だ。

そんな学校に珍しく転校生がやってくるらしい。しかも北海道から。

私たちは驚いた。

ただでさえ転校生が珍しいのに、その人の出身が北海道となるとさらに珍しく思えてくる。私はこの歳で道産子と交流できるなんて思ってもいなかった。

この学校では瞬く間に大ニュースとなった。しかも転校生は私のクラスに来るらしい。少女漫画だったらこのクラスの誰かに春が訪れるだろう。



みんな北海道の転校生と仲良くしたい一心で、北海道の特色とか、歴史とか学ぶやつが増え、終いにはアイヌ語習得を志す奴もいた。


そう言えば先生が追加情報で雄って言ってたようn...雄?

男でいいじゃんか。



「お〜い。静かにしろ。朝のホームルーム始まるぞ。今日は転校生紹介するからな」


担任の先生がいつの間にか教卓にいた。

先生の静かすぎる登場に皆固まったが、転校生というワードを聞いた瞬間、またあちらこちらでまた騒ぎ始めた。


「静まりたまえ。じゃあ紹介するぞ」


突然の紹介に、生徒たちは心の準備ができてないだの、もっと事前に教えんかいだの、やいのやいの、先生にヤジを飛ばすが、先生はそんなのお構いなし。


「じゃあ十勝さん。入ってきてください」

「もぉ〜」


「もぉ?」


先生が呼ぶと半透明のガラスがついたドアに、シルエットが浮かんだ。


「ツノ?」


なんか頭からツノ生えてる。

それを見たみんなが口々に『牛』という。

牛?そんなわけがなかろう。まず牛は二足歩行をしないし、学校にも来ないだろう。

どうせ角も偽物か、寝癖かのどちらか。


いよいよご対面。

ガラガラと扉が開く。


「牛だ...」


牛だった。突然の牛の登場にみんな戸惑いを隠せない。


沈黙に包まれた教室。みんなの言いたいことはわかっている。夢なのか?夢見てるみたいだ。人間の体に牛の頭がくっついている。


「どうも!人間と牛のハーフ。十勝でぇす」


陽キャだ。

牛の陽キャだ。牛じゃないな。半牛人だ。


「今日から十勝さんが新しい仲間となるぞ。誰か十勝さんに質問あるか?」

「はい」


手を挙げたのは加藤陽太(かとうようた)。通称KY。


「十勝さんは普段何食ってんの?」

「僕は普段、牧草を食べてるかな。たまに鶏肉」


肉食...。


「はい」


次に手を挙げたのは河合糸(かわい いと)

通称kwii。


「十勝さんは普段、どの言語を話しますか?」

「主に日本語だけど、お母さんと話すときは牛語をつかうよ」


牛語...。


「牛語話してよ」

「もぉもぉもぉぉ」


十勝さんの牛語で教室は狂乱。


「今のはなんて言ったの?」

「牛語ってなんやねんって言った」


自分でツッコミもできるのか。


「はい。質問タイム終わり。十勝の席は...。岐阜の隣な」


えっ。私?


「岐阜。十勝さんに学校を案内してやれ」

「は、はい!」

「岐阜さん。よろしく」

「よ、よろしく」


にかっと笑う目の前の牛。絵面が謎である。

ただの陽キャだと思ってたのに、案外丁寧なところあるじゃん。なんかギャップだ。


今日から私の隣は陽キャの牛になりました(?)

おはようからおやすみ。どうも。雨樋です。

意味わかんないですよね。私もよくわからないです。

ただ転校生紹介の時に、牛が来たら面白そうだなと思ったので、とりあえず書いてみました。

舞台が岐阜なのは、北海道からちょうどいい距離にあるから。本州の真ん中に岐阜があるのでちょうどいいなって。愛知は名古屋があるからちょっと違う。長野はでかい。滋賀は割と栄えている。じゃあ真ん中にある岐阜でいいか。って感じです。

好評なら岐阜さんと十勝さんの続きも書いちゃおうかなって思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう。

以上!雨樋でした。

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