出会い
第1話目!
「肉まんひとつ。」
俺はコンビニで肉まんを買っていた。
「180円です。」
店員さんの営業スマイルが怖かった。
俺は180円ピッタリ出すと、商品を取ってコンビニを出た。
あまり人と話していたくなかった。
「美味そう…」
俺は我慢できなくなって肉まんにかぶりついた。
「美味すぎる…」
そんなことを言いながら肉まんを食べていたら、
「あの!!」
1人のガキに話しかけられた。
「あ"?なんだよ。」
イライラしながら言った。
こっちは肉まん食ってんだよ!空気読めや!
そんなことを思いながら、ガキをギロッと睨む。
ガキはビクッとしながら、
「助けてくれませんか?」
と言った。
「スマンが…俺はお前を、助けることは出来ない。」
怒っていたが今は強く言う気にはなれなかった。
「お願いします!」
ガキの方を見るとダンボールが置いてあり、その中で4人ほど寝ていた。
「捨てられたのか?」
口が勝手にそう聞いた。
「…はい。」
ガキは俯きながら言った。
「…で?」
ガキはその言葉が、予想外だったと言わんばかりの顔をして、
「あの、えと、」
と慌てていた。
「…なんで俺なんだよ。他に頼めばいいだろ?」
そう言うと、
「…お兄さん優しそうだったから…それに、髪型ツンツンしてて、つり目だし、綺麗なスーツだし!…カッコイイ!!」
そうガキは言った。
「優しい?…俺が?w」
優しいとは対角の俺が?
思わず笑いがでてきた。
「俺は優しくない。…じゃあな。」
俺がそう言って歩き出そうとした瞬間、
「待って!!」
手首を掴まれた。
「誰…?」
残りのガキも起きてしまった。
「離せ。」
そう言ってガキの手を振りほどいた。
「じゃあな。」
そう言って歩き出そうとした瞬間、
「助けて…!」
ガキのそんな声が聞こえた。
だから無理だって…。
そう思いながら、俺が歩き出した瞬間、
「おい!さっさと乗れ!」
そんな声が聞こえた。
「…は?」
俺が振り向くとそこには、大人2人が嫌がってるさっきのガキ5人を強引に車に乗せようとしている。
そんな光景が俺の目に写った。
「何やってんだよ!」
俺は咄嗟にガキの元に走っていった。
「あ"?誰だよてめぇ?」
「この子はうちの子なんだから、部外者は黙ってなさい。」
そんな大人二人の話しは無視し、ガキに話しかけた。
「おい。こいつら誰だ?」
そう言うとガキは少し震えながら、
「…お父さんとお母さんだよ。」
そういった。ほかのガキも、それに頷く。
「悪いやつってことか?」
そう聞くと、ガキたちは激しく頷いた。
久しぶりの喧嘩って事か!
そう思って俺は周囲に人が居ないことを確認すると、ニコニコしながら、大人二人をぶん殴った。
「な、何すんのよ!」
「警察呼ぶぞ!」
そう言いながらギャーギャー言うゴミ共をもう一度ぶん殴る。
「呼ばれて困るのはそっちだろ?w」
その言葉にゴミ共は、
「じゃあ戦うしかねぇなぁ?w」
そう言って、殴りかかってきた。
当然避け、ゴミ共を殴り続けた。
ゴミ共も勝てないと気づいたか、いちもくさんに逃げ出した。
俺は黒い羽を広げ、ゴミ共を追い越すと押し倒して殴り続けた。
殴り続けていると、次第に息をしなくなった。
「チッ。これだから人間は。…全然楽しくねぇ。」
そう言っていると、ガキたちが走ってきた。
「す、凄い…!」
1人はキラキラしていて、
「こ、怖いよぉ…」
1人は怖がっており、
「…」
1人は興味無さそうにコッチを見ていて、
「羽、カッケェ…!」
1人は羽に興味を示しており、
「ありがとうございます!!」
1人は俺に感謝を伝えてきた。
でも、そんなガキたちを無視して俺は、ゴミ共の方を見た。
久しぶりの血を目の前にヨダレが止まらない。
「いただきます。」
そう言うとゴミ共の血を吸い始めた。
もうバレてると思うが、俺は吸血鬼。
でも、比較的安全な方だ。
普段は血を飲まねぇし、人も殴らねぇ。
今回は悪いやつだったから、俺へのご褒美としてぶっ〇した。
まぁ、ゴミ共が悪いって訳。
でも安全な代わりに、俺には弱点も効かねぇ。
銃が当たったってすぐに再生する。
十字架だって何も起こらねぇし、ニンニクラーメンも普通に食う。
まぁ、他も効かねぇってわけだ。
そんな事を言っている間に俺はゴミ共の血を吸い終わった。
「美味かった…」
「お前らのおかげだありがとな。」
「どうだ?お礼になんか願い叶えてやろうか?」
そう言うと、
「じゃ、じゃあ、お兄さんに拾って欲しい。」
ガキ共はそんな予想外の言葉を放った。
「なんで俺なんだよ。」
そう聞くと、
「お兄さんがいいから…。」
そう言いながらガキ共は頷いた。
「…願い叶えるって言ったのはこっちだ。しょーがねぇ。うちに来い。」
俺はそう言うと、5人を俺の家に案内した。
次回! 「家」




