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ー森のレミニセンス
ふわふわな綿毛が咲き始めた頃、暖かな日差しと共に旅に出ることにしました。
あなたが家を出て10年、くらいでしょうか?
鳥たちも見送っているような…君まで行かないでって言ってる気がします
初めての一人旅。
どんな美しい世界が私を待っているのでしょう
新たな旅への期待と希望を胸に
「ーーーいってきます」
そよ風と夏の始まりを思わせる青空の下綿毛と共に汚れを知らぬ1つの光が夢のような空間を進んでゆく。
“これは、いつか見た逆夢でありながら現実であるような夢うつつな物語
あなたと共にあゆむはずだった旅路”
いつの日か、覚めていたはずの夢