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第二十八話 国王はブタ

今日から再び書き始めます。理想のペースとしては四日に一回くらいを目指します。(リアルの兼ね合いもあるので)今日初めて見るって人もいると思うので今後ともよろしくお願いいたします。

 宮殿の中は想像通りの内容だった。金ギラ銀に輝いているシャンデリア、よくわからない絵、何代か前の王様の彫刻。どうやら自己顕示欲がすごいようだ。カイエンは見慣れているのか。興味な下げだった。なんて歩いていると大きな扉が前に現れた。(もう、それですやん)と思わせるほどには周りと比べて豪華だった。

 コンコン「ゼインです。入ります。」

 といい中に入っていく。

 ちなみに俺らは、意味わからんほど固い縄で縛られている。反抗は出来ないようになっているようだ。




 扉が開いたその先にいたのはたくさんの美女と野獣ではなく。美女と偉そうな王様だった。

 宴会でもしているようだった。王の目がなんだかとろんとしていて下品な笑顔を浮かべている。

 体育館の半分くらいのスペースで中はとてもきれいという他ないだろう・・・一匹を除いて


「ふふふんどゅふふふふ」

 なんだか、いや、普通に

「え、きも」


(あ)

 とっさにその言葉が出てしまった。まるで前世にいたブタ課長みたいでつい言ってしまった。

 瞬間、場の空気が凍った気がした。踊っていた美女は固まり、バーテンダーみたいな人は酒を注いでいたグラスを落とした。カイエンとゼインは目を見開いて「こいつマジか」っていうふうに思っているのがありありと伝わる表情をしている。

 当の王様は、もともと少し赤みを帯びた顔をしていたのにもうリンゴのように赤い顔をしていた。

 その顔はぐちゃぐちゃになって下を向いていた。表情はわからない。


「お、お、お前、おまえ、ユルサン、殺す。コロォォォォォォオォォス!!!」


 ぶちぎれだった。


「ころす、コロス、兵士を呼んで来い、即刻こいつの首をはねろ!隣のやつもだ!」

「いや、すいません、ほんとうはそんなこと思ってないんですよ。」

「うるさぁぁぁぁい!お前はもうコロスことが決定している!!」


 ブタはトチ狂って目の前の食べ物をぐしゃぐしゃにしている。 汚い。


「兵はまだかぁぁ!」

「お待ちください!王よ!」

「なんだ宰相!そいつらは我を侮辱した!ころす!」(カイエン:俺も!?)

「落ち着きを!この右の者は王が命じたハルンの弱みを握れというのを調べた結果、王子を人質を取ろうということになったではありませんか!ここで殺してしまったらその意味がなくなってしまいます!」

「だとしてもその横のガキはいいだろう!コロス!」

「いや、そのガキの情報がまだないので何とも。おいゼイン!こいつは何だ!」


(やばい!せめて殺されるのは勘弁してほしい。ゼインさんに助けを求めるしかない!)


 必殺・「助けてほしい眼」ゼインさんを愛くるしい(自称)目で見る。

 ゼインは顔をしかめた。


「そいつはただのガキだ。殺してもいいぞ。」

「ええぇぇぇぇぇぇぇぇえ!」

「なんだ、別にお前に情はない。」

「王よどうしましょうか。」

「コロス」

「コロス」

「コローーーース」

「だとよ、ロイ」

「助けてくださいよぉぉぉお!」

「無理だな。」

「そこを何とか。」

「いや、お前が悪いだろ。」


 それはそう。


 げんに足音が多く聞こえてくる。きっと俺を殺すための兵士がやって来たのだろう。


(逃げれるか。いや、ゼインがいるから厳しいか。どうする。なにか策はないか。)


 必死に俺は考える。


(魔法は!いや、出す前に感ずかれる。いっそブタを道連れにするか?いや、カイエンがどうなるか分からない。周りには武器となりそうなものはない。しいて言うなら床に落ちているガラスか?いや、大根の方が殺傷力は高いか?いや、どっちにしろ無理だ。ああ、なんかないか、なんかないか)


 そう考えている間にほかの入り口から兵士がきた。


「そいつを殺せ!コロセェェェエ!」

 声がカスカスになっている。

「お待ちを!」


 兵士と一緒に出てきたのはいかにも貴族っていう感じの服を着た人だった。


「今度は誰だ!」

「モーガンにございます。」

「おお、モーガン卿か!」


 モーガン卿と呼ばれた人物は意味ありげにこちらを見た。


「その者の処刑に提案があります。」

「なんだ、申してみよ。」

「私が思うにこの者を首一つで楽にするには刑がいささか軽く思います。」

「たしかに!こいつは我を侮辱した!こいつの人生をもって償わせなければならないぃぃ!」

「そこで牢獄で痛ぶらせるのはどうでしょうか。」

 え、拷問?


「うむ、それもいい案だな。だが我を侮辱した罪はとても重ーい。異国のゴミとはいえそんなことも分からないようなゴミを増やしてはならない!公衆の面前で拘束させよ!」

「王が直接しますか?」

「いや、我が直接手を下すまでもない。ゴミがゴミを痛たぶる。面白い!決定だ!」

「すぐに取り掛かれ!」


 そう言って兵士が俺を取り囲む。

(何とか、命だけは助かった。)

 俺が兵士に連れられる最後に見たのは、あざ笑うブタと悲しい目のカイエンと窓の外を見るゼインだった。

貯金作りに励みます。誤字脱字があったら何でもいいので教えていただけると幸いです。

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