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第二十五話 「旅?での戦闘」

「ちょうどよかったな。」


 そう言ったのはゼインだ。


「今から俺たちはその王様に会いに行くんだよ。」

「そうか、なら話が早い!」

「まぁまて、まだつくのは一週間はかかるぞ。」

「まだそんなにかかるのか・・・」


 カイエンが途方にくれたような顔した。


「まぁいいじゃんかよ二人でレベル上げでもしようぜ。」


 俺がカイエンに言う。

 カイエンは王族という事だけあって魔法も剣も少しは使えるようだ。

 剣を使う流派は飛刃流だ。

 王族は何としても死んではならないということで死のリスクが一番少ない飛刃流を習わされたらしい。

 つかえる魔法は雷電魔法だ。

 両方とも初級しか使えないけどまだ八歳だ。

 本当なら学校に入学した後に勉強するのにこの子は幼いころから剣や魔法を習っている。

 なんてすばらしい子供なんだ!

 まぁ、俺やセリスに言わせてもらえば雑魚のようにも見えるが、それはこの世界の常識的に俺たちがおかしいらしい。


「そうだね。俺もレベル上げの大切さが身にしみてわかったよ。」


 カイエンは剣や魔法がつかえるが実戦経験がない。

 そのおかげでまだレベルは1だった。

 カイエンは俺のレベルを見せるととても驚いていた。


「なんでレベル16なんだよ!やっぱお前おかしいって!」

「そうかなぁ?」

「俺からも言わせてもらう。ロイ。お前はおかしい。なんでその年でレベル上げしてんだよ・・・」

「ゼインもそう思うよな~。」

「この俺でも10歳からだぞ。」

「ゼインは今何レべなんだ?」

「俺は今、レベル38だ。」

「高っ。」


 俺は驚いた。

 ゼインと戦った時には大きな実力の差があると思っていたがここまでの差だとは思わなかった。


「カイエンは?」

「・・・恥ずかしながらまだレベル3だ。」

「大丈夫だ。カイエンそれでも平均以上だ。」

「やっぱロイはおかしい。」

「ええぇぇぇ。」


 というわけで俺とカイエンは二人でレベル上げをしに近くの草原に来ていた。


「条件は俺から500m以上離れないこと。」


(こいつどんだけ自分の足に自身あんだよ。)


「じゃあまずゴブリンとスライムに狙いを定めて戦っていくぞ。」

「分かりました!ロイ先生!」


 カイエンがからかうように言う。

 それに返して俺も言う。


「やめてください。王子様。」

「・・・」

「・・・」

「やめよっか。」

「そうだな。」


 そんな話を知ていると、ゴブリンが3体現れた。


「じゃあまず俺が一体やるから見ていてくれ。」

「分かった。」


 そう言って俺はゴブリンに襲い掛かっていく。

 っていうほどでもなかった。

 ただ近づいて首をはねるだけ。

 ただの一撃でゴブリンが絶命した。


「さ、やってみろ。」

「・・・まじか。」

「早くしないと怒っている残りの二体が来るぞ。」

「わ、分かったよ。俺一応王子なんだけど・・・」


 なんかぶつぶつ言いながらカイエンは戦いに行った。

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