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第二話 「異世界のルール」

 この世界に来てから一週間くらいがたった。わかったことがある。


「ロイ、いくよ、“水氷魔法・ウォーターボール”!!」


 小さな水の球が何もない空間から出来たと思ったら俺の目の前に浮かんできた。

 それは数秒間同じ場所にとどまったかと思ったら、ポンと弾けた。

 そうこの世界は魔法があるのだ。今のところ水の魔法しか見たことがないが、きっとほかの種類もあることに違いない。

 そして窓の外に目をやるとウォートンが剣を振っていた。ウォートンが剣を振るたびにシュンという音がする。


(すげぇまじか魔法もいいけども剣もいいなぁ。やっぱり剣技とかあるのかな。〇〇の呼吸的な。)


 まだまだ十分に動くことが出来ないことを悔しく思いながら、この世界はより楽しみなってきた。










 4歳になった。

 このくらいになってくると自由に動けるようになって、いろいろなことがわかった。

 主に三つ、ギルドの仕組みと魔法、剣についてだ。これらはウォートンとエビィナの会話の範疇だが

 なんとなくはわかった。

 まず一つ目、ギルドの仕組みについてだ。ギルドは世界各所に点在していて世の中には多くの冒険者がいるらしい。そこで冒険者は、クエストを受けることによって金を稼いでいるらしい。

 しかし、初心者がいきなり高ランクの難易度のクエストを受けることはできない。なぜなら、こういったことを防ぐためにウデマエというものがあるからだ。

 これは、ギルドの中で使われる階級的なもの、ランクはDからSまである。Sが一番上の階級だ。

 少し強い人でもCくらいが普通と聞いたときはとても驚いた。小説とか読むとみんなAとなのは他がモブだからかな。

 そして、ウォートンはC級、エビィナはD級らしい。

 S級になるのはとても難しく、この世界で7人しかいないらしい。それぞれはA級と比べ物にならないほど強いそうだ。




 次に魔法についてだ。

 魔法の種類には五種類あり火炎魔法、水氷魔法、雷電魔法、暴風魔法、岩石魔法、回復魔法、召喚魔法があるとのことだ、普通の一般人は、頑張っても獲得できない人が居るくらいの才能の世界らしい。


(せっかく転生してきて才能がなかったらマジでつまんねーな)


 と思いながらも自分にはどうやら才能があるらしい。

 三歳の時にエビィナが買ってきた才能の有無を図る機械?らしき透明な水晶を使うとその水晶が光り輝いた。

 これには二人とも大喜び。


「魔法の才能があるなんてすごいな、俺の息子は、きっとエビィナの努力のおかげだよ。」

「この子は将来有望だわね、何になるかしら、自衛団の団長になれるかもしれないわね。」

「だとしたら俺の後に自衛団の団長を継ぐのはロイかもな。しっかりと教育しておかないとな。」


 その日の夕ご飯が少し豪華で、マシュピッグの丸焼きだった。

 マシュピッグとはキノコのような特徴的な頭と模様が描かれているブタのことで、いちおう魔物らしい。(ウデマエはE級らしく、人間に友好的らしい。ここの近くに養豚場があるらしい。)


 最後に剣だ。

 剣にはただ剣を振るのではなくその剣に属性を付与することが出来るらしい。

 属性の相性は剣や流派によって違うらしい。

 剣には四つの流派があり即剣流、離撃流、飛刃流、重斬流がある。

 即剣流はスピードを重視した戦いをするらしく手数で攻めるらしい。また、剣に属性を付与することが出きて。付与すると攻撃力が上がるらしい。即剣流の付与属性は雷と炎がいいらしい。

 なぜここまで詳しいかというと俺の父であるウォートンが即剣流の使い手だからだ。

 毎日見ているウォートンの剣の練習は技を使われるとマジで目にとらえきれない。

 ちなみに初級は基本の型のことで、何か技があったりするわけではないので、初級だけとる人が多いらしい。

 ほかの流派についてはよくわからない。

 皆一つを使えるようになるのに途方もない時間費やして習得するからだ。

 二つ以上はとてもではないほど難しいらしい。

 魔法や剣には等級があり初級、中級、準級、上級、特級があり、ウォートンは中級らしい。

 特級の技なんて誰が見えるのかと思ってしまった。

 自分も早く剣や魔法を使えるようになりたいと思った。


幼少期編が次から始まりますお楽しみに!

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