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第十二話 「即剣流中級試験(2)」

全身は傷だらけであざが何か所にもあった。


「おいおいマジかよ。」

「これが特級か。」

「次元が違うな。」

「俺ら今からこれと戦うの?・・・死ぬじゃん。」


内心ビビっていた。

しかしそれ以上に好奇心が勝っていた。


(やばい。俺あの人と戦いたい。)


俺はラグラインさんとの戦いが楽しみになった。


「いやーごめんねみんな。これでも抑えたほうなんだけど。」


その発言にここにいる人すべてが驚愕しただろう。


「じゃ次の人来てね。あ、あいつは不合格だよ。即剣流と俺の実績を学びなおしたほうがいい。」


受付の順番的に俺は最後になりそうだ。

今のうちにラグラインさんをしっかりと研究しようと思う。

そこからは普通の試験が始まった。

ラグラインさんに向かって攻撃をし、一分経ったらワンパンされる、というループに入っていた。

一日目の試験が終わった時には100人中合格者は、15人くらいだった。

いかに狭き門なのかがわかる。

俺は、明日の為にイメージトレーニングを重ねた。

次の日も試験は予定道理に執り行われた。

屈強な男たちが何人も倒れていく。


(俺ほんとに合格できるのか?)


とも考えたが、俺には二年間修業がある。

その集大成をここで出す。


「最後は・・・君か。」


気が付けば残るは、俺だけになった。


「お前みたいなガキが合格できるか。」

「出直してこーい。」


試験に落ちたやつらが自分の失敗の子供に負けたという泥をつけないために俺を煽る。


「よろしくお願いします。」

「・・・いい目をしている。しかもお前ただのガキってわけじゃなさそうだ。どこか大人びてるところがあるな。まるで何十年過ごしてきたみたいだ。」

「あ、ありがとうございます。」


(やっべー、転生したことばれそうなんだが。え、特級ってそんなことも分かるの。)


「質問いいか。」

「え、あ、はい。」

「お前は何のために剣を学んでいる。親に言われてなんて言うなよ。」

「俺は昔、師を魔物の襲撃によってなくしました。その時に師と約束したのです。必ず強くなり、大切なものを守ると。」

「なるほどね。いいね。悪くない。しかし弱かったら承知しないぞ。」

「はい。」

「いけーラグラインさんそのガキやっちまえ!」

外野がうるさい。

「では始めるとしよう。」

「はい!」


俺は強大な相手に立ち向かった。


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