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第十一話 「即剣流中級試験(1)」

 俺は即剣流中級の資格をとるために、村の中心部に来ていた。

 ついたらどこか試験会場かは一瞬で分かった。

 試験会場はこの村で一番大きい建物だからだ。

 その建物の中に入ると屈強な男たちが中に集まっていた。

 みんな強そうだなと思いながらも受付所に進んでいく。


 この試験は2年に1回、二日間にわたって行われている。

 この試験は参加者がとても多い。

 なぜならこの国には即剣流現代最強ラグライン・サンダーフォージがいるからだ。

 彼は、この国を拠点にして即剣流を広めているので、この国には即剣流の道場が多いからである。

 彼はたまに国の要請によって戦場に出ていることもあり、その戦いは一方的な虐殺になるらしい。

 ウォートンはその道場で即剣流を習得したらしい。

 しかし道場に行けば誰でも習得できるわけではない。

 やはり一定の才能と努力が必要らしい。

 道場に行っても、中級になれるのは上位20パーセントくらいの人ではないと無理らしい。

 俺は父さんから西の森に行ってしまう前に言われていたことがあった。


「ロイ、お前はもう俺と同等かそれ以上の実力を持っている。今のお前ならば中級になるのはたやすいだろう。この金を持って、試験を受けに行ってこい。」


 そういってお金が入った袋を渡してくれた。

 受付所にいき、受付のお姉さんに話しかけた。


「こんにちは。」

「こんにちは..えっとここが何する場所かわかってるかな?」

「はい、即剣流の中級の試験を受けに来ました。」

「えっと今君は何歳かな?」

「7歳です。」

「ほ、ほんとに受けるの?」

「はい。」

「7歳ってことは学校にはまだ行ってないよね。」

「来年からですね。」

「なのに中級の試験を受けると。」

「はい。」

「・・・で、では初級ライセンスはお持ちでしょうか?」

「はいどうぞ。あとお金も。」

「ほんとに受けれるじゃん。・・・7歳でしょ。」


 受付のお姉さんは、なにかぶつぶつ言いながらも会場に通してくれた。

 試験の説明は直前に行われるらしい。

 入った会場はとても広く人が200人くらいいたが全然余裕で入ることが出来た。


「おいおいここはガキの来るところじゃねーよ。」


 そういってきたのは知らない頭の悪そうな青年だった。


「いや、俺は中級の試験を受け来ました。」

「俺らは遊びで来てるわけじゃねーんだよ。とっとと帰りな。」


 俺は少しイラついたので煽ってみることにした。


「ご心配ありがとうございます。でもたぶんあなたより強いので大丈夫ですよ。」

「なんだとこのガキ!」


 おそらくレベルは相手のほうが上だろう。

 しかし即剣流ならこちらに分があるだろう。

 何せ俺はこの二年間父さんとマンツーマンで即剣流を学んできた。

 誰にも負けるつもりはない。


「調子に乗ってんじゃねぇ!」


 今にも襲い掛かってきそうな男にそれを止めた人がいた。

 その人は青色の髪をしていて長身のイケメンだ。

 腰には上物の刀を付けている。


「まぁまぁ落ち着けよ。子供相手に見苦しいぞ。」

「誰だてめぇ。」

「俺の名前はラグライン・サンダーフォージ。っていえばわかるかな?」


 そういった瞬間会場がざわめいた。


「あの人がラグラインさんか、かっこいいな。」

「めっちゃ強そうだな。」


「でそのお偉いさんが何でここに?」

「それは試験監督が俺だからだよ。」


 そう言った瞬間また会場がざわついた。


「ま、細かい話はあとにして今から試験を開始しよう。」


 とラグラインさんが言ったら、男たちが叫んだ。


「うるさいうるさい、俺そういうのスマートじゃないから好きじゃないんだよね。まぁいいけど。」

「それで試験内容は何だよ。」


 さっきの男が言った。


「俺とタイマンしようか。」

 ラグライン・サンダーフォージは不敵に笑った。

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