表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パンドラ  作者: 金木犀
3/9

家の鍵(3)

「いやあぁーーーー!」

嘘、本当に人体模型がうご、動いている!?

気持ち悪い!!噂と同じく心臓がない……と言う事は噂道理なら……

私は無我夢中で走った。人体模型も走って追いかけてくる。

見た目によらず本当に早い。


あっ

ドサッ

私は足がもつれてこけてしまった。

痛い、でも今はそんな事を考えてる暇は……気がつくと人体模型の手が私に伸びてくる

やばい、終わった……

私は観念して目を瞑った。どうせなら痛くありませんように……





あれから数秒たったが何の痛みも感じない、一体どう言うことだろう?

私は閉じていた目を開けた。

目の前の光景は異常だった……さっきまで目の前にいた人体模型がバラバラになっている……

「大丈夫か?」

「え?」

声のする方を見てみると

服が黒のカーディガンを身につけて髪が茶髪で、グレーの瞳でタレ目の同じ年くらいの少年?がいた。

少年は話しかけてくれたが全然身を映えがない。

「あの……」

「ん?どうした?」

「えっと…」

ガシャ

私が喋ろうとした次の瞬間さっきまでバラバラだった人体模型がまたくっつきだした。

嘘……

そんな、さっきまでバラバラだったのに……もしかしてパーツ一つ一つが意志を持ってる?

また、こっちに人体模型が近づいてくる。

どうしよう!!どうしよう!!

私があたふたしていると、隣から

「はぁ~、つんちゃんちょっと待ってろよ?」

「え?」

少年は人体模型の方にどんどん近づいていく。

「危ないから、逃げてください!!」

「大丈夫だ、つんちゃん安心しろ」

そうは言ってもあれは人間じゃない!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ