インターミッション 日常のようなもの?
日常なのそれ? いつもより長いです。。
1986年9月 家庭教師めぐみ
姉の勧めもあり、従妹の医大生であるめぐみに数学と国語は週に1度見てもらってる。数学についてはほぼ高校の課程を修了した感じなので、受験対策とほかの受験対策について、、国語はちょっとなぁ~レベル故、めぐみさんにいじめられていますが、逆にドイツ語教えています(なぜに?)。
めぐみさんの容姿ですか?普通です、、身長158cmぐらいでセミロングぐらい。出るところはそこそこでていてちょうどいい感じかな?
めぐみの授業はどっちかの家で行っているけど、だいたいはめぐみの家。
とくに意味はないんだけども。。めぐみの家は歩いて数分のところだったりする。
授業はめぐみの部屋で行われる。
いつもの日常のある一コマ、、
”コンコン めぐみさん!こんにちわ!”
”はぁ~い!洋介ちゃん!”
にゃあ!
にゃん!ちいちゃん!ごろごろぉ~
めぐみの飼い猫(雑種 女の子 三毛)がごろごろにゃんにゃん出てきた。
にゃん~
「ちいちゃん機嫌いいみたいだねぇ~めぐみさん」
「うん!」
「今日は古典からお願いします」
「はぁ~い!」
ふぅ~ん、、まえから比べたらよくなったねぇ~北工高は古典については2年次だっけ?
進学は聞いた話だと私学推薦優先だからねぇ。
あ、最近は年に数名国公立行っているよぉ
「ねえ、休憩しようか。。」
洋介ちゃんそういえば、8月の2アマ試験受かったんだって?
なーんとか、、電信術の受信やばかった。工学は楽でしたよ。今年からマークシート方式だし。
そっかあ、
「そういえば、、この前、洋一さんと14MHzCWで交信したよ」
めぐみは父親の趣味の影響か、高校の時2アマをとったという。
当然筆記、電信送受信術あり
めぐみはSSBではめったに出ずCWのみで出ている。理由、、SSBで出るとおっさんどもが
たかってきてうるさいのでCWに専念することにしたという。
SSBで出るときは所属しているクラブでコンテストの時だけ。
正解ですね。。めぐみさんの声、、好きです。
「なにか言っていました?」
「ん~和文打ちしてお話したけどね、いまのところ復学する気はないけど、ミュージシャンはやめた と。で、8エリアにいるそうですわ」
北海道ですか、、はあ。27MHzでEsで交信できるかもねぇ。まだやってんのかなあ。。
「洋介ちゃん、せっかく2アマとったんだからCBで遊んでないでこっちきなさいなぁ。
6mではそこそこみたいだけど?」
「よく言われます。無線部からもお誘いが来ますけど、こっちの方が愛着あるんだよねぇ」
うっうぅーん!
めぐみは彼女独特な咳ばらいをした。このそぶりはなにか言いたげな。。
「洋介ちゃん、彼女。。いるんだよねぇ」
案の定来たよ。正直話そう。
「います。。姉の友達の長尾里香 開成町の長尾電業の娘さんです。昨年のミス北工祭の1位です、姉は2位だったそうです。」
そっかあ、、
「うん!めぐみお姉ちゃん応援するからね!それとぉ!洋介ちゃん!真紀とお風呂入って
いるってどういうことっ!」
はあああああああ!
「ちょまちょまちょちょっ!めぐみさん!」
「ん?なあにぃ?」
「姉貴と最後に風呂入ったのは中学3年の時まで、、あっ!」
地雷踏んだ。。
「へぇ~~~真紀とお風呂まじで入っているんだぁ~洋介ちゃんシスコンなんだぁ~重症ですねぇ~ふぅぅうう~ん~」
クンクンクンうにゃ~ん!
「洋介ちゃん、、真紀の匂いがするぅ~彼女さんに失礼でしょぉ~私にも?ん?」
「ほわぁ?」
「ほわぁ?じゃないでしょ!洋介ちゃん!姉弟の恋愛はいけないんだよっ!」
いえ、、そんな感情ないですから。。たしかに姉は美人さんですけどねぇ
怖いし。。
「はあ?お姉ちゃんのこと怖いの??それはねえぇ姉弟の愛情と真紀の場合屈折した愛情です!
一種の恋愛感情かなぁ?」
へ?
「へ?じゃない!私だって、洋介ちゃんのことが好きなんだからぁ!」
ほい?
「。。。。めぐみさん??」
顔を真っ赤にしてなぜかぷるぷるしている、、やだかわいいメグちゃん!
インテリめぐみさんから普通の女の子のメグちゃんになっている。
「かわいいい、、な、、なによぉ~年下の従兄妹好きになっちゃだめなのぉ?法的には
結婚できるんだよぉ~」
もしもし?めぐみさん?メグちゃん??
「なに?」
「うちの兄好きだったんじゃないの?まわりはそう思っていたみたいだぞ。
兄貴が東工大中退したときあの母親にたたき出された一因ってめぐみさんからんでいるぜ」
ぐずっうぞぉ
「うぞぉ、、洋一さんとはなんにもないよぉ~医大受験で数学とか見てもらっただけだよぉなんでぇ~」
ぼろぼろに泣くめぐみを抱きしめ
「めぐみさん、、つらかったんだね。。知っている通りあの母親はたたき出したので。。
(まじやばかったみたい)めぐみお姉ちゃんは里香とつきあうの反対なの?」
ぷるんぷるん!
「そんなことないよぉ~えぐっ、このまえあったんだよ真紀と一緒に。
いいお嬢さんじゃない!彼女のこと守ってあげてね!あはっ洋介ちゃんが守られるのかな?」
めぐみのあたまをやさしくなでなでしながら耳元に、、
「めぐみさん、、メグちゃん、、」
「ん?もう一度、、」
「メグちゃん、、」
うにゃ~ん!
「つぎは。。私なんだからねぇ、、」
なぜかその日はめぐみの家に泊まっていくことになった。
ん?一緒に風呂入ったか? 入ってません。。
じゃあ寝たの? ええ。。それ以上のことはないですよ。。
と、姉と里香に説明する羽目になったことは。。
、、、、、、これも普通の学園ライフ・・なのか?
いつもの通りの4時限目終了!昼飯の時間だぁあ!
1限目の国語以外、寝ていました。。4限目の英語で注意されたけど
適当に英語で言い返して寝ました、、単位あるんだから寝ていてわるいっか!あほ!
ん?1学期成績ですか? 学科1位で学年では、、なぜか2位
はい??国語の成績だね!普通科科目だからね。うんそうだっ!たぶん。
ちなみに、小田原北工業高校は通常の工業高校とはことなり、
進学ベースの教育がここ10年前から行われている。
ここのところ、コンスタントに国公立合格者が出ている。
就職と言っても所属する電子科では陸上無線技士や通信士も在籍中に合格者が数名いる。
資格がないものでもNTTなどへの就職率は高い。
短大相当の専攻科設立の動きも出ているが、この辺はいまだ調整がついていないという。
さてまあ、、購買いってパンでもかいますかねえ。。とことこ、
ざわざわ、、おいおいなんでここに北工高2トップいる?
む?ぎゃっ!ねえちゃん!それと里香さん!!
「えっと~高橋洋介君とかいるぅ~生徒会長のお姉ちゃん迎えにきたんだぞぉ~」
うまく隠れて反対側の出入り口から出ようとすると、、おいこら!逃げるなよ! と真紀、、
理香は、あはははぁ~とにこにこしている。
まわりは2トップ出現に大騒ぎ、、うぜえ、、
「洋介ちゃ~ん!いたら返事しましょうね?ん?」
にひっ!
「これはこれは真紀お姉さま。。なんの御用?」
「洋介ちゃん聞いていませんでした?」
「真紀お姉さま、知りません、昼休みは生徒会室に『出頭せよ』です。連行するとは
聞いていません違いますか?」
あいかわらず理香はまわりに愛想を振りまいている。。かわいい、、最高!天使!
「洋介!いいから来なさいって! 理香ぁ!愛想振りまいてないで行くよぉ~!洋介の今日の昼ご飯は里香お手製なんだぞぉ~うれしいねぇ~」
こえ~生徒会長って洋介の姉だったんだぁ~
副会長というか、去年のミス北工高の1位って副会長の長尾先輩だよね?
うわさじゃあ洋介の彼女。。。って。
うそ、、終わったねぇ私の初恋。。
黒髪ロングヘア長身美少女の千石陽子は半泣きで自分のクラスに帰っていった。
のちにこの名前が出ることになる。
陽子ちゃん、、ご愁傷様。。
高橋洋介、、面白いなあ。。青春ラブコメ真っ盛りじゃん!
陽子ちゃん~~
あー里香せんぱい!あの人が彼氏なんだぁ! 青春ラブコメ真っ盛りっ!
って生徒会長の真紀せんぱいがええ~~!
そうみているのが二人いた。
同じく電子科山本隆
デザイン科 橋本みき
「「いいキャラしているじゃん!」」
「「え?」」
電子B組山本、、そちちらは?
デザイン科の橋本ですぅ、、
なにかよくわからない二人がであった瞬間だった。
。。。。。出会ってしまった二人
「「え?」」
見つめ合う二人
お互いどちらともなく自己紹介を始めた
「はっはじめまして、自分電子科1年B組 山本隆 趣味は無線と釣り!よく読むコミック雑誌は少年キャプテン!」
「デザイン科1年 橋本みき 趣味は同人誌制作と写真 コミケデビュー済み! 好きな作家はあびゅうきょ」
「「はっ!」」
なんなんだこの二人。。。周りはひきまくっている。
「山本くん、、、少年キャプテン読むの?ということはプチアップルパイとか知っている?」
おお!同志!
「もちろん!キャプテン読むきっかけとなったのがプチアップルパイ!あさりよしとお最高!」
いいねえ!原住民シュールでさいこー!あれ特撮ネタとかしらないとついて行けないんだよねぇ
「山本くんって部活どこ?」
。。。。。。
「囲碁将棋」
はい?それっていわゆる、、The 帰宅部!
なにやら教室内がうるさいですぇ
おもしろいヤツが2トップにひっぱられてきた。
わかったから生徒会室行くって!
「あ、みきちゃん!たのしそうだねぇ~」
「あ!長尾せんぱい!」
「みきちゃん、北工祭のネタとかできたぁ?」
「えへっカップリングものかなぁ~ぐふふ」
ねえねえ、みきちゃん?
「なっなんでしょうか会長さま!」
おいおい、、一般生徒から会長様と呼ばれているのかいねーちゃんよ。恥ずかしいわ。
理香をみると、、えへへへ~とごまかしている。はあ。。かわいい。」
「洋介ちゃん、、かわいいって。。えへっ!」
「理香!なにのろけているの! でみきちゃん、カップリングネタって。。。?」
「あっそれですが、、おもに私が書いているのは男女間のでしてぇ、、会長さまこわい!」
真紀が目を輝かせてカップリングネタに興奮してます。
みっともないのでやめなさい、、という突っ込みを入れると、あとでなにをされるかわからないので、、橋本みきさん。。ご愁傷様です。。
「ちょっと真紀!ここじゃその話ダメだよぉ~」
「わかったわよぉ~そこの洋介!ついてきなさい、、それと山本君!」
おれ?
そう俺!一緒についてきなさいおもしろそうだから!
「はあ??」
B組の山本?
「建設の太田から聞いたけどもしかしてB組の山本?」
「そうだけど、、カナガワAD220の高橋?」
なんとまあ、たまに交信している仲であったが会うのははじめて。
どんな縁なんだよ!
「そうだよ、もうしわけないねぇあんな姉で。。」
「しかしすごい姉だねぇ、、今度一緒に移動でもしないか?」
「そうだなぁ~太田とあと城西高の西島も誘うよ。」
「あ~西島君ねえ。いいじゃん!釣りもやりたいねぇ~」
生徒会室
うちの姉が政権取ってから私物化されている。過去にも私物化した生徒会長は数名いたらしが。
「よーすけちゃん!はいお弁当!」
え?
「理香さん??」
「言ったでしょぉ~忘れたのぉ~?いけないんだぞっ!」
おいしい?
ん!理香ちゃんのお弁当おいしいよっ!
うれしぃ~
「みきちゃん、、そこ座って!」
彼女はおどおどしながら生徒会室のパイプいすに座る。
「みきちゃん、北工祭でカップリングもの書くんでしょ!お願いがあります」
はい?
「禁断の愛ってだめ?」
はぁ?へ?ななな。。。なにそれ?
「あのねぇ。。。私とぉ洋介のぉ。。」
ぐふふふ!
「姉弟ものですかぁああああ! うっしゃーきましたわ~!もうさいこー!」
みきはポケットからミニノートを取り出しさっさっとスケッチしていく。
まずわぁ、お姉さんねえ。。で、弟さんぐふっ、、あ、、なんかあれもう夫婦じゃんよお!
「真紀お姉様?」
ん?
「あれ、いいのぉ?あれもう夫婦ですよぉ~」
ねえようすけちゃん~ あ~ん! ぱくっ! ふにゃ~
じゃあ、理香ちゃんもぉ~ あ~ん!
「遺憾ですけども認めています。洋介のこと狙っている人に従姉妹の5歳も年上のめぐみがいます。
まあ、なんかあきらめたみたいだけど、「次はわたしだよぉ」とか言っているそうだけど、
渡さないからねっ!」
おいおいお姉様、、それアカンやつやろ?
「ほうほう、、おもしろいねぇ~どろどろ~。で、会長様、、これ描いて北工祭で出していい?
というか冬コミおK?」
「いーともぉ~!常識の範囲でね、、あ、エロいやつは私にちょうだいねぇ!
コミケで売ってもいいけどさ」
「了解ですぅ~」
なんなんだこの空気、、、
「あの~俺かえっていいスかあ?」
反応なしかい、、、高橋はイチャコラしているし、橋本みきは高橋の姉とお花畑だし。
じゃあ帰るわあ、、
俺っていったい。。。
がんばれ山本!まけるな山本!
読んでくださってありがとうございます!
次回は 本筋から外れて史実の『市民無線免許制度廃止』についての考察をしたいと思います。
当時の資料 ラジオの製作ですが を読んでいて、土光臨調がかかわっていたとはね。
とにかく行革!という中とはいえ、、答申案から1年で制度廃止とは異常に早くない??
資料関係が別の場所にあるので、早ければ9月9日を予定。