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晴れた日には  作者: kei
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晴れた日には 最終章

本文はじめます。。


母校の教員になってかれこれ14年か。。その間に2年間研修という名目で東北大学大学院修士課程に行かされたんだけど、なんでまた?とは思ったんだよね。娘ちゃんも小学校に入ろうとしたときだよ。マスターの称号をとり、母校に戻った翌年に2年制の専攻過程を同校内に設立と。

その関係で出向あつかいとなったのだが、修士だと助教授にはなれんだろ?

 そんなこんなで双方を受け持つこととなったんだけどな。

その間、理香が任された事業は順調に進んでいた。

 マスコミへの露出度も高くなっていた。まあ長身で美人さんですからね。

そんな時のことだ。。

叔父が引退するというので地元を引き継いでほしいという話がきたのは。


 晴れた日には 昭和64年3月


喫茶ばんだむ の2階でなぜか恭子に着替えさせられ、店の方に行くとみんな集まっていた。

理香もだけど、 ここの娘の遠藤由美さん、 静岡から帰ってきたゆかりさん、よくわからないにのみー、なぜか大島佳美まで。。まあ、大島については将来的に理香の秘書になる予定らしい。

あれ?あの二人はこないのか??

あと、大田と千石陽子も来ていた。


 大田は職業訓練大学校、千石陽子は結局のところにのみーの後輩になったのだった。

もうすこしいいところ行けたんちゃうの?陽子さんよ?

ここに来るのは2回目かな?

理香のじいさまに連れられてきたけど、普通の喫茶店とは違う大人の雰囲気、、どうか?って言われてもね、、そこまで説明できるようになるのはあと20年はかかるだろうな、、、と。

しっくりした感じというのかな?派手さはない。

そして、、わずかに香るコーヒーのかおり、、

前に見せてもらった、ここで制服を着てバイトする理香ちゃん。

なにか、、どう言葉にしていいのか、、いま目の前にその制服を着た理香ちゃんがいるけど、その写真のようだ。

 しずかなやさしい時、、

それと目に入る真空管アンプと手作りスピーカー

それがここの売りだったりする。

そもそも、この店は遠藤由美さんのおじいさんと、理香のおじいさんが創ったというのだ。

海軍技官だった理香のおじいさんが戦後約10年間米軍基地で無線設備の技師をしていた。

その後地元に戻り電業と本屋を始めたという。

電業と本屋というのも奇妙な取り合わせだけど、これからの時代は技術力である!という信念から専門書を主体とした書店を小田原に出店。今ではその長尾堂は神奈川および静岡にあわせて10店舗ほどある。そこに今年から理香が店員として入社する。大島もなんですけどね。


おまたせぇ~と入ってきたのがうちの姉、高橋真紀 なぜか北工の制服だし。

というのは、姉が卒業した時だがうちのじいさまが亡くなったんだよ。

兄にも連絡はしたのだけども来なかったんだよね、、来たかっただろうに。。

連絡したのはめぐみさん、、一説ではうちの兄とめぐみさんはつきあっていた。。という説があるのだけど、いつだかめぐみさんに聞いたらぐーで殴られたし、さらにそれを姉にいったらまた殴られたし。。ほんと怖いようちのねえちゃんたち、、そのあと理香ちゃんになでなでされたけどね。

本来ならば3人、姉の真紀、自分、そして理香で写真を撮りに行くはずだった。

姉の話だと、めぐみさんは用事があってこられないそうだ。


「じゃあ、、はじめましょうかっ!」


それから、、、

2006年3月


あの、喫茶ばんだむでのあと、山本とかと一緒に移動運用するはずだったんだけど季節外れの大雪とかで動けなくなり、まあ今度集まったときにやろうや!となった。

 こんどっていつだよ?

移動運用はできなかったのだが、姉が3人で写真を撮りに行こうということで北工の制服を着て南足柄の写真館に姉が運転する父のBMWで行ったのだが、途中で警官に止められたのは。。その警官は北工卒業生で理香のファンだったという。

山本はそのまま大学に残り、助教授になったとかで、、まあ結局橋本さんとは。。別れたんだけどね。それでもなんか連絡はとりあっているそうで。

大田は千石さんと結婚し、工務店を継いでいるというか、千石さんにコキ使われているとかで。

西島は大学に残りたいとかいっていたけど、親に戻されて実家をついでいる。。

自分は北工で高校課程と専攻課程を受け持っている。

実のところ自分の上司は、、、青木ゆかり先輩だったりする。

入籍したとき彼女は、「なんであたしをえらばなかったのぉ!」とかブツブツ言っていたけど、まあ理香とのことは祝福してくれた。で、なにをこじらせたのか、、博士号とったよ。。おいおい

で、ここの専攻科助教授殿だよ。

 そんなときだ。。

叔父から地盤をついでほしいと。

はい?

「叔父さん、、自分よりこういうことは姉の方がいいのでは?」

「いや・・真紀ちゃんではムリだろう。洋介はこのまま北工にいればそれなりの地位に、、博士論文は受理されたんだろ? いずれは県立大のそれなりの地位に就けるだろう。だがしかし、、」

 理想論だけではどうにもならない。自分がかつて北工でそうだったように。。自分だけ放校処分。まあ、最終的には名誉回復で卒業証書はもらえたけどね。

それでまあ、大学を出て県庁に入り、親父に県会議員にならんか?と言われたときはまじではあ?だったよ。それが、昭和56年のことだった。

 すでに講演会と長尾さんの了承はとってある。

  そういえば、、高校の時、政治の世界がどうたら聞かされていたな、、たしかに、、

この辺、青木ゆかり先輩いや上司の青木助教授殿はこの辺頭を悩ましている。。

予算がどーの国の方針がぁ~あ~めんどくせえ!独自性もたせろよっ! と、たまにいっしょに飲むけど荒れるのよ。。そのあと理香にあわせろぉ!とうるさいのよね。

ゆかり先輩の上司である教授は非常勤で県立大学の学部教授がたまにくるぐらいだ。

ゆかり先輩ですか?一度は結婚したけど、なんかどうもこうもあわないやっぱなんであなたは・・とぶつぶつ言っていた つまり離婚したのですね、、

「はあ、、まあアレです。理香と相談しますよ。たぶん、、彼女は洋介ちゃんの信じた道を行けばいいよとしか言わないと思いますけどね」

「わかった。いい返事をまっている」

 ということで、その話を承諾したのだった。


選挙は来年春4月 時間があるとはいえ引き継ぎはいろいろある。

まあ、、いろいろありすぎるけどどうにかするわ。

 ちょっとまて、、姉に仕組まれたここの生徒会選挙というか信任投票はさておき、こういうのって?

 6月には退職・・退官して選挙活動か、、まあ・・まだ中学生である娘の麻衣ちゃんの家庭教師しながら選挙活動しますか。麻衣ちゃんには途中大学院とかでいなかったし、、悪いことしたと思っている。

 そのことを麻衣ちゃんに言うと「パパはパパのなすべきことをしているのだから、、麻衣はべつにいいのです。。不満はないよ」

と言うのだけど、ときおり「ねえパパ、、わたしとママ、、どっちがかわいい??それと、恭子さんと、めぐみおばさん、、、あっめぐみさんでしたねっ!」 というのだ。。

はあ、、怖いんです・・・めぐみさん、、いまだ独身なんですけどね、、、

一度冗談半分で結婚しない理由を聞いて殴られました。。あんたが悪い!って、、おいおい。

「なあ、、麻衣ちゃんよ」

「なあにパパ、、」

「麻衣ちゃんから見て、ママや恭子、それとめぐみさんみてどう思う?」

うん?

かわいい! 黒髪ショートヘアーのかわいい女の子、、しかもママの理香ににて長身!

すでに読者モデルとして何度かコンタクトを受けているけど、本人が嫌がっているので受けていない。

 「そうね、、がんばっていて美しい、、かな?まあ、めぐみさんはちょっとアレだけどね。。」


「そうだな、、パパなあ、、ママとかめぐみさんから聞いているかもしれないけどな、、、」

「うん!パパがんばってねっ! でもね、、」

 パパ、、パパが忙しくなるまでの間、、麻衣ちゃんのことやさしくしてくださいね?パパにいっぱいあまえたいんですよ麻衣ちゃんは?わかりますかあ?

「わかっているよ、、でも麻衣ちゃんは麻衣ちゃんがなすべきことを、、わかるよね?」

「はい!」


洋介ちゃん本当にいいんですかあ叔父さんのことだけど??

そう何度も理香に言われた。

理香もそれなりの地位について活躍している。

それは娘の麻衣ちゃんもみとめている。

では自分は?

 もうじき学位論文が通って博士号とれればそれなりのポストに就けるよねたぶんね?

でも、いまの状況でなったとしても。。

 「理香ちゃん、、理香ちゃんは、、どう思っている? 僕の意見は今の立場では無力だと」

理香はなにかしばらく考え込んでいた。

  いつ見てもかわいいんですけどね?その表情。


「洋介ちゃん、、そうなるとまえから思っていました。あなたと私が出会ったとき、、そう。。真紀とあなたが一緒に登校したときからっ! 決定的なのはあのときよね。。」

うふっ!


 いろいろ考えた結果ここになった、、

南足柄高校そばの公園・・かつて高校の時自転車でいった所だ。

かつては自転車だったけど今は車。。

 車は趣味用にジムニーシエラだけど普段の通勤用とかは理香が

「あのね、、洋介ちゃんお願い、、かっこよくして・・それと・・」

 というので、メルセデスE320だけどさあ。。理香ちゃんの時代錯誤脳を補正しないと。。かわいいのだけどね、、

理香ちゃん?自分はただの地方公務員で教員ですよ?

この車で初めて通勤した時にゃ上司に「おお!さすがだねぇ~ナガオ文鳥堂の非常勤役員様だねぇ~」 非常勤役員ですが、無給費を条件に県から認められている特例です。

いずれはもらうことができるのかな?理香ちゃん?

なんだけど、あいにくジムニーシエラが車検中で、、ベンツで乗り付けたよ。。

アホ丸出し。。


公園の駐車場に行くとすでに大田が来ていた。

西島は行く気満々だったそうだけども、休日診療待機ということで出るに出られなかったそうだ。

しょうがないね。。

車をおりて後部座席から機材をだしていると大田がやってきた。

 「おう!次期県会議員!」

「その話ヤメレ、、出馬は決めた。変な時期だけど6月で退官する。学位論文は通ったからこのまま続ければ県立大あたりの教授にはなれるとは思うけどね。ゆかりさん見ているとなんだかなぁだよ。ということで出ることにした」

 あとで布川もくるって!あいつはしょっちゅうここに来ているみたいだけどね。

じゃあ始めるか。

今回は特小で運用することにした。

特定小電力無線の一つで420MHz帯を使用する出力10mWの無線システムである。

おもに工事現場や店舗内での連絡が主な用途なのだが、場所によっては数百キロの通信距離が”とあるマニア”によってわかりある一定数のマニアがいる。

アマチュア無線界隈では430MHzで10mWは小電力ではない!とかいう人たちがいるけどね。

その特小でCQをだしているとめずらしく、いせはらRA120が応答してきた。

めずらしい、、この人しばらく出ていなかったと思うんだけどね。大山移動だという。

あいかわらずですね。

そうしているうちに布川が軽トラでやってきた。

それさあ、、配達用の軽トラやんか、、アマ無線のアンテナ、、しかもHF帯のマルチバンドがついているってあんたなあ。。

 「よお!高橋くん!出るんだって!がんばってくれぇ~」

おう!

こうやって集まるの、、というか運用するのって久しぶりだな。

 ここってたき火はだめだけど、ガスバーナーならいいみたいなんで軽く焼き物をやろうと思う。

つまり焼き肉じゃ!

 なりゆきで焼き肉パーティーになってしまったのだ。

酒は。。飲んでないよ。大田のいとこのところでやればまあ、、キャンプなら飲めるけどここじゃなあ。。

お互いの仕事や家族の話、、、

「うちの絵里が言っていたけど、麻衣ちゃんすごい美人で読者モデルを断ってるとかいっていたけどどうなんだい?」

「それな、本人が嫌がっている。うちの麻衣ちゃんそんなに有名か?」

「有名らしいな、、父親としてあれか?」

まあ、、そうだけど、、ビジネス雑誌で何度か麻衣も撮られているし。。めんどくさいな。

「そんなとこ、、、というよりも、、本人が嫌がっているんだ。まあそれはさておき、、自分は退官してして選挙にでるよ。うまくやれるかはわからんよ、、」

 気にすんなっ!

「はい?」

 うまくいけるよっ!おまえならな、、

わかたったよ、、というかわかっているよ。。自分なりのやり方を考えているからさ。。

麻衣もいろいろ考えているんだよ。。


「なあ、、高橋よ」

「なんだい、、大田よ?」

。。。たまには晴れた日にはこうやって移動運用やらんか?

 だな、、

「晴れた日には、、、」

移動だなっ! 


あとがきのようなもの、、

晴れた日には ようやく終了です。

 上海にいた2012年 正直自殺一歩手前にいました。。そんなとき、高校の時の思い出を混ぜて書き出しました。

長尾理香さん、、モデルがいます。千石陽子さんの前にちょっと好きになったお姉さん、、

ちょっと長身でミニスカ黒の網タイツ常用、、ヘアスタイルはショートボブ!

目はちょっとうつろ気味。。

 エロい感じのおねえさん! 胸は小さいけどねっ!

 長尾理香さんと高橋洋介くんは3大おねえさまと三人のめぐみででていますが。。

もっといろいろやりたかったことあるんですよ。

校則にまつわるしょうもないやりとり、、

 晴れた日には の改訂版に近いものを出そうかと考えています。

ある程度できています。 

 というわけで。。。

アシガラAB11 JI1QAU ex KJ7HHH こと Kei

でした。



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