表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
晴れた日には  作者: kei
29/53

番外編  高橋理香のため息

えーと、、『いいわけのようなもの』capt1.あげました。。


1993年3月某日(平成2年)


”うんわかったぁ~ 今週の土曜日だねっ!荷物とかはあとでくるのねっ はぁ~い!

気を付けてねぇ~!”


「やっといっしょになれるんですね。。4年間、、長かったですね!」

「そおだよぉ佳美ちゃん。もうおなかのなかにようすけちゃんのこどもいるし、、」

ですよねぇ~ たははは、、

 いゃあ、、いつのまに。。

「あ、結婚式とかどうするんですかぁ?」

「入籍はようすけちゃんが二十歳になったときにしてあるしぃ、まあもとから結婚式は

身内だけでしましょうってことになっているからねぇ。まともにやったら収集つかないわよ。」

あははは~ ですよねぇ~ なんなんだかなぁ。。

高橋くんの場合、おじさんが県会議員とか、、あと二宮建設とかいろいろねぇ。。 


大島佳美ちゃんがここに来ている理由ですか?

これねぇ、いろいろあるんですよね。いまわたしのお仕事を手伝ってもらっているんですよぉ。

書店の『長尾堂』を将来引き継ぐことになっていて、近々厚木にあるコミック同人誌専門店の

文鳥堂との経営統合で手伝ってもらっているの。

短大出てすぐに祖父の経営する『長尾堂』の支店に入り接客から管理まで学んで

いまは本店勤務。

文鳥堂は短大の時の友達の店なんだよね。さすがにコミック同人誌だけではきついからね。

祖父に話したらなんとまあ、、統合で。

私は先週から産休にはいりました。

あ、このまえようすけちゃん、北工の卒業式に来賓として参列したんだよね。


「でもなんで高橋くんのこと好きになったんですかぁ~?中学のとき告白したのふって

そのあとひどいことしちゃったけど、、でも、あのときの高橋くんみて好きに

なっちゃいましたぁ,,あっ、、」


「いいのよっ!ようすけちゃんのまわりそんなのばっかりだからっ!まあブラコンの真紀も

近々結婚するし。そうだねぇ、、出会いはようすけちゃんが北工に入学して1週間ぐらい

だったかなぁ。。」


わたしの友人の真紀、、当時生徒会長で私が副会長 その年の生徒会のスタッフは全員女子。

北工ってどういうわけか女子が生徒会の大半占めると盛り上がるんだよね。

で、あさっぱらから真紀が男子いじくっているから「真紀ぃ~彼氏でもできたのぉ~?」って聞くと弟さんだって!かわいかったよ!真紀とようすけちゃんがじゃれあっているの見ていてそれでなんとなく好きになって、、


「 はぁ~。。付き合いだすまでほとんど時間なかったし。その年の6月ぐらいだったかなぁ~家に呼んで。。キスして私の部屋に連れてきて以下略でぇすぅ~私も初めてだったけどねぇ~ 

ところで佳美ちゃんはなんでようすけちゃんのことふっちゃったんですかぁ~?」

「理香さんそれ聞いちゃいますか、、もし付き合っていても理香さんと高橋くんみたいな

関係にはなれなかったとおもうよ、、いろんな意味でね。分かり合えずにすぐ分かれたと思う。

理香さんや恭子ちゃんみているとうらやましいよぉ。。わたし恭子ちゃんみたいには

なれなかったし。。」


そっか、、

それ、、恭子ちゃんからもそんなようなこときいたよ。。洋介ちゃんがもし告白する相手が

井原だったらどうなっていたかなって。。

「やっといっしょになれるんだねぇ~ ながかったぁ~ やっとだよぉ~ この2年は実験とか

論文とかであまり帰ってこれなかったからわたしが仙台に行っていたし、、まさか、教員に

なるってありえないんだけど。。わたしとしてはすごくうれしいよっ!

ただ、、後継者をあてにしていた丹沢精工さんはがっかりみたいですけどね。真紀のだんなさんが

継ぐのかなぁ?あ、お兄さん帰ってきたんだよね。ちゃんと復学して学位とったみたいだよ。」

「しかも、高橋くん北工の電子担当だっけ?」

「そうなんだよねぇ、、、しかもさぁ、、ゆかりちゃんもいるんだよねぇ~大学院に籍を

おいたままよ?はぁ、、ゆかりちゃん言うには県からの要請だって。なんなんだろねぇ~ 

なんだかなぁ~だよぉ~はぁ~」


おかしいんだよね、、ようすけちゃんって確か機械工学行くって言っていたじゃんかあ、

それがなんで一般教養の段階で電子工学にしたんだろう?ようすけちゃんに聞くと「え~これ?

教授がお前はそっちじゃないこっちこいっ!」って言われたそうだけど。。。本当かなぁ?

まさか、、っておもうけど、かなり早い段階で決めていたのかもね。

北工で生徒会長やっているあたりかなぁ?わたしのため?それちょっとあるとおもうけど、

そんなんじゃない気がする。。わたしのためだけで進路決める人じゃないよ。

それだったらゆかりちゃんが行った比較的近くの静岡に推薦で苦労せずに行ったと思う。

はぁ~わかんないけど、そばにいてくれるってうれしいよっ!


”こんにちわぁ~”


あっ恭子ちゃん!

佳美ちゃん来ていたんだぁ!今日お仕事お休みなの?

うん!あっ今週末に高橋くんかえってくるよっ!

えっ!お兄ちゃん帰ってくるんだぁ~ このまえ北工卒業式であったよ!

ん?なんでぇ?

お兄ちゃんのおじさんの特別卒業証書授与式だよ。お兄ちゃんもだけど来賓として

あの時の南高生徒会役員全員呼ばれたんだよ!

えー! 


恭子ちゃんかぁ~はじめてあったとき、なんなのこのコ。。すごくかわいくていい感じだけど

ようすけちゃんのこと取るつもり?って思ったけどすぐにわたしになついて。。猫ちゃんみたい、、

それと、ようすけちゃんと恭子ちゃん。。なんか本当の兄妹みたいでじゃれあっているのを見ると

嫉妬しちゃったし、、それと、ようすけちゃんが恭子ちゃんのお勉強見てあげてなんとまあ、、

入試で関東学院大学合格だし。。ほんと兄妹だね、、うらやましいよ。。


はあ、、


「理香おねえちゃん、、お兄ちゃん帰ってくるのになにため息ついているのぉ?」

「そうだよぉー今日ずっとこんな感じ、、理香さん大丈夫なの?」


ん~えっ?そんなにわたしため息していたのっ!

べっべつに調子悪くないし、今日はつわりとかないしぃ~

「うん?大丈夫だよぉ~ 佳美ちゃんと話していてようすけちゃんと出会ったころのこととか

思い出していたんだよぉ~」


あはっ

「理香お姉ちゃん、私とはじめてあったときのコトとかお兄ちゃんがわたしのこといじめていた

時のこととか?」

「じゃああの時のことも??」


にひひぃ~たぶんねぇ~ご想像通りだよっ!

「そうだよぉ~いい思い出だよぉ~ こうやってようすけちゃんと結婚できて、あのころ

知り合ったみんなといまでもこうやって仲良くしていられるし。ずっといい関係でいたいね!」


「佳美ちゃん」 

「恭子ちゃん」

ん?ふたりとも見つめ合ってなにかなぁ?

「仲直りできたのって、高橋くんと理香さんのおかげです。」

「そおだよぉ~あのとき怖かったんだからぁ~お兄ちゃんじゃなくまだ高橋くんのとき、

南高の文化祭に三人の美少女ときてこわかったよ、、あれは私がわるかったんだけど、、

あのあとがよかったよぉ~ あ!あの朱美さんの歌!あれめぐみさんのお兄ちゃんへの

気持ちでしょ?あれで好きになっちゃた!あと理香おねえちゃん、、すごくやさしかったし!」

 にゃはは!あのときはびっくりしたんだぞっ!

「あのときいきなり土下座されたよ、、高橋くん悪くないのに。。わたし歩けなくなって

高橋くんにおんぶしてもらって。。」

 そーそーようすけちゃんいきなり女の子増えるとかもう、、またなのぉ~だったよ。

車で迎えに行ったけど、これはまた美少女!でもなんか違うとおもったけどね、、

なんでようすけちゃんは!って思ったよ!


「佳美ちゃん、恭子ちゃん。。好きだよっ!」

二人の妹たちを優しく抱きしめてあげたよ、、


ぴんぽ~ん!


だれ?

はい?

あたしぃ!理香せんぱーいゆかりだよぉ~


はあ、、すごくめんどくさいのがきたよぉ~


もう、、ようすけちゃん はやく帰ってきてよぉ~ 

わたし、ため息ばっかりだよぉ~






はい、KEIことアシガラAB11です。。

番外編です。これ、通勤で最寄りの駅に行くときバスに乗るのですが、ひらめいて書きました。

最初は、、『天使のため息』だったのですが、う~ん。。それ嫁様の『高橋理香のため息』でいいかな?と。

大島佳美ちゃん、、南足柄高校文化祭の件で出ませんでしたが。。あとででますよ。

『その年の終わり』ですが、故佐藤大輔レッドサンブラッククロスからいただきました。。

内容はまるっきり違いますけども。番外編で『その年の終わり』がまたでるかもしれません。


前回同様に1年間違えていたので訂正です 1992年→1993年 1992年がこの世界では平成元年です。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ