北工祭 第３部 暴走の橋本みき ２
「あのーもう最終下校時刻なんで帰って欲しいんですけどー 反省会というか懲罰会は余所でやってねぇー ｂｙ生徒会書記ちゃんでーす!」
気がついたら5時半になっていた。外はもう、、暗いなあ。。この二人のおかげで撤収作業はなんにもやっていない。なんか西島が残ってくれるといっていたけどなあ。他校生だから出されたかもね。大田、、もうしわけない。
「姉ちゃん、橋本立ってもいいぞ。」
「いたっいたたたたたぁ～い！洋介ちゃん立てない！助けてぇ！」
「ぐぁあああああ！いってぇ～～～！たまんねぇ～いてぇえ！！」
1時間以上きっちり正座していりゃあそうなるわ。
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理香は中庭でのイベントに出るため中庭に向かった。
さてまあ山本が騒いでいるってことは、、
「おーい山本！なんだい？ それ？その薄い本？？」
ぎりぎり残り６部で橋本のやつ、あなたには売れないよぉーとかほざくので、2倍の金額で買い取ったぜ。そしたら、サインいるかって？ついでだからもらっといた。
「んでこの本のどこが問題？」
なになに？？『T君の家庭の事情』？？？『八神君の家庭の事情』のパクリ？
「読んでみればわかるんだなぁ～」にやにや
おお？
ぺらっ
ぺらっ
あ？これねえちゃん？？？つか横で寝ているの俺じゃん！
という夢をみましたとさ、、じゃなくて！
ぺらっ
、、、、理香ちゃん！ それにめぐみさんまでっ！
おおいおいおいおい！はっはっはああああ？
どろどろの恋愛じゃねえか！やべー
女子に大受け当然じゃん！
「洋介ちゃんそーなんだぁ、、、」
新聞部の田部井綾乃でぃーす！さーて！いま全校女子の間で人気絶賛大爆発中の
漫研の鬼才・橋本みきさんの『Ｔ君の家庭の事情だよ』のモデルとなったらしい（笑）
電子科１年Ａ組の高橋洋介君に取材にきましたぁ～ わ～い！どんどんぱふぱふぅ～～
なん。。だと？
「じゃあさっそくっ！どこまでがほんとうなんですかぁ～～～～？」
「あのぉ～こういうことはもう一人の関係者である会長様にお聞きになられては？」
「もう聞いたしぃ～んで、どうなんですかぁ？」
ん～いっかあもう。。
「えっとお～まともに全部熟読していないんでぇ～適当なことは言えませんがぁ～
２割ぐらいじゃないかな？」
おお！だいたいあっている。
ふぅ～ふぅ～ふぅ～
「じゃっじゃあ！一緒にたまに寝ているってマジですかぁ？」
「。。。。。かな？」
「うん？もしもし？答えてくださいね。いまは痛くしないから」
痛くするつもりかよ！
「してま、、、す。」
マジなんだ！
「登場するヒロイン、、ですけども、ご関係は？」
「だーかーらー！さっきココ戻ってきてざっと読んだだけだからわからんがな！」
、、、ぺた、ぺた、ぺた コピーした物を机の上に置く。
「えっとー この人は、お姉さんね。で、おつきあいしている恋人、年上の家庭教師、そんでこの人は？」
ほ？誰よ？？
「姉の妄想じゃないですかそれは？」
「同じようなこと言っていた。橋本みきさんの妄想というか、もっとぐちゃぐちゃに
したいからキャラ増やしたと。」
はあ～ 明日から学校来られないわ。。高専編入手続きしようかなぁ？
「質問いいですかあ？」
ど～ぞ～
「記事にするの」
「う～ん・・北工祭増刊号で載せようかなぁ？とは思うんだけどぉ～、、電子科もおもしろかったしぃ～わたし決定権ないしぃ～あ、『スウィートベレット』すごかったねぇ～あれって。。この中ででてくる、、加納めぐりさんかな？」
「家庭教師役が加納めぐりですか。。どういうネーミングなんだか。そういうことで。」
あ、増刊号は早ければ11月の3週目ぐらいに出るからよろしくぅ～
はあ、、
「やべえなあ、、洋介君よおお～」
漫画研究会 Ｂ棟３階 １５：００
追加コピー廉価版ふくめて全部売り切った！大成功！
「やりましたねぇ～来年もこの調子でいこう！」
あ～橋本さんとかいますかぁ～
げっ！高橋洋介っ！
「なっなっなんでひゃうかぁ たかはししゃん？」
あせりまくってかみまくっている橋本みき
ここでのあたしの選択肢は？？
１．にげる ２．とぼける ３．たたかう ４．ひらきなおる
１．ひらきなおる いいわけはしない。全力だしたし。
「どうだった高橋君私の超作品！すごいでしょ！完売よ完売！」
どやぁ～～～！
「じっくり読んでいないんでアレなんですけどもぉ、、あれ？なんでココに無線機があるのかなあ？」
あっ
ちょっとかしてねぇ
HQ HQ HQ B3E1 状況 ブロークンアロー HQ HQ HQ B3E1 状況 ブロークンアロー
ザザッ
B3E1 B3E1 B3E1 HQ 状況了解 B3E1 B3E1 B3E1 HQ 状況了解
さて来るかなあ？ブロークンアロー 核兵器紛失とかいうコード これ通じるかな？
「ざっと読んだけど、悪くないよ。キャラもいいし。完売だって？すげえなあ！で、依頼主は？」
怒ってないの？
どたばたどたばた、ばたん！いてえ！
ぜえぜえぜえ、、はあはあ、、おおにゃふぇふぇふぇえ～
きたか、、依頼主
「なんのことかなぁ～ はぁはぁはぁ」
あとから理香ちゃんとめぐみさん、なぜか山本も来た。
念のため生徒指導の教諭を呼んで作品をみせたが、とくに問題ないけどこういうの好きだから５冊買いたいと予約を入れていたった。
「真紀、橋本さん。。生徒会室来て。お話をいろいろ聞きたいの。洋介ちゃんとめぐみさん、それに山本君も来て。」
「理香ちゃん、その前にちょっとだけいい？」
「ん？うん」
「橋本さんやい、ちょっと聞きたいんだけど、西島から聞いたけどみごとなNATO式フォネティックコードを使っていたそうだけど？」
にひっ
「ご想像通りです。カナガワＡＤ２２０ アマ資格は２アマです。中学２年のとき取りました。親が１アマでして。。あ、市民無線は かながわＥＦ７９です。めったに出ませんが」
「そうなんだ。あらためてよろしく！じゃあ生徒会室行くか」
はい
なんかおとなしいんですけどね？あれ？
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「洋介～駅までおんぶしてぇ～おねがい！しびれるぅ～～」
しょおがねぇなあ、、、「ねえちゃん靴はけるか？」「履けないわよぉ～理香ぁ～お願い！」 はいはい、、
「山本く～ん！お願い駅までおんぶしてぇ～うごけない～～～」
ななんでよ？「理香さん、こっちの靴もおねがいします」「はーい！」
姉をおんぶして駅まで歩く、、姉をおんぶしたのっていつ以来だ？あっ中学１年のときだ。体育だかで足ねんざして歩けないからおんぶして帰ったな。近いとはいえ1km近く姉をおんぶして歩いた。
「洋介ちゃん、理香、ごめんねぇ～バカなことして。。」
「いいよもう、、明日から大丈夫かなあ？いろいろ言われそうで。」
「大丈夫よ私もいるし、、それにここの生徒の男子で買ったのはいないのよ。まあ、女子からからかわれることは確かかな？」
「理香、あの本門谷には渡ってないよね？」
「あ、そういえば。。普通科職員室に用事あったから行ったときに、、門谷さんらしき人みかけたよ」
うそっ！気のせいよ気のせい。。
「山本君ごめんね、、巻き込んで。読んでどうだった？」
「すごいなあ橋本って、、あれどのぐらいで書き上げたの？」
「キャラのスケッチは9月中に終わらせていたから、、中間試験以外ほとんど書いていたかな？」
「２アマ持っているんだ、、じゃあ電子科の単位もあるんだよね？」
「あるよ。２単位だけだからのこり２単位履修しないと。履修申請するの忘れたから
2年次に電子基礎Ａ取りにいくからね。」
「そのときはよろしく、、コミケ行くよ」
「ほんと！ほかにもあるから取っておくから！」
この一件で山本と橋本はつきあい始めたようだ。
「姉ちゃんついたよ～ あ、寝ている。。」
おーい！
じゃあ、僕と橋本は小田原方面なんで！
あー長い一日がおわったわ。。
後日、しばらくの間女子からは「シスコンラブコメ野郎」とか「Ｔ君いますかぁ（笑）」とからかわれていた。
車（軽４ワンボックス）の後部座席を倒して、後部座席を無線室にしました。後ろに人を乗せる予定ないので（おいおい）。アウトドア用の小型テーブルを組み込み、無線機（KENWOOD TS680V）をベルトで固定です。電源はポータブル電源で直流12V 15Aの物を使用。小型のアンテナチューナー(八重洲FC-707とか)がほしいところ。50w機はあるのですけども、電源の電流が足りない。50w機使いたいのですが。
