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初めての野宿です!

村を出でから数時間後、おっきな森が見えてきたのです。


「リーン、今日はここで野宿だ。明日はあの森に行くぞ!」


「わかった。」


タケルお兄ちゃんは、すごく生き生きして楽しそうなので良かったのです。


ぐ〜〜〜


お腹が鳴ってしまいました。恥ずかしいのです。顔から火が出そうです。

タケルお兄ちゃんは少し考えてから、ギュウルの肉とマルネ、黒い液体などを出しはじめました。


「リーン、ご飯にするかっ!俺の国の料理の牛丼を作ってやる!」


タケルお兄ちゃんはなにを言っているのでしょう?タケルお兄ちゃんの国はここ、バールス帝国です。それに村から出たことはないはずです。あの村ではギュウドンなんて料理聞いたことも見たことも食べたことも無いのです。



それにしても嗅いだことがないような食欲をそそる匂いです。


「ちょと待ってろよ、あと少しでできるから。」


それにしてもあれから何十分が経ったのでしょう?もうお腹はペコペコなのです。


「まだ?」


「待ってろ………よしできた!今盛ってやるからな。」


白いオコメの上にギュウルのお肉とマルネを刻んだものに黒い液体をかけ一煮立ちさせた物を載せたようですね。

とても美味しそうです。


「いただきます。」


タケルお兄ちゃんがこっちをニヤニヤしながら見てくるのです。

ご飯が食べづらいです。

それにしてもこの食べ物は絶品ですね。この茶色く変化した液が最高です。


「どうだ?美味しいか?」


「うん。美味しい。」


「どれ!俺も食べるか………うーん、再現度はまだまだだな。けど故郷を思わせるような味だ!!」


タケルお兄ちゃんはご飯を食べている時もうるさいのです。



ふぁ〜〜〜


欠伸が出ちゃいました。ご飯を食べたら眠くなってしまいました。

欠伸をするとすぐにタケルお兄ちゃんが寝る場所の準備をしてくれました。タケルお兄ちゃんは優しいのです。


「リーン眠いのか?だったらちゃんとテントの中で寝るんだぞ。」


「うん。」


タケルお兄ちゃんは寝ないのでしょうかずっと焚き火の前に座っています。

横になったらさらに眠くなってきてしまいました……………。







「うーん……。」


眩しいのです。………朝ですっ!!!!

大変です、タケルお兄ちゃんが居ません。

外を見てみるとタケルお兄ちゃんが座っていました。

一日中火を見ていたのでしょうか?野宿は大変ですね。


「お、おはよう、タケルお兄ちゃん。」


「お、リーン起きたか。よく眠れたか?」


「うん。」


よく見ると目の下にクマができています。自分寝ていないのに私の心配をするなんて…もう大好きなのです。


「そうか。よし、じゃあご飯を食べたらまた移動だ。」


今日のご飯は何でしょう。楽しみです。


出てきたものはパンというものに甘い汁を吸わせて焼いたものでした。

とても甘くてほっぺたが落ちそうなのです。


「ごちそうさま、おいしかった。」


「そうか!気に入ったか!なら良かった。」




ご飯を食べらた後片付けをして出発の準備をしました。

目標ははあの森を越えることです!


「よし、それじゃ行くか。」


「うん。」


タケルお兄ちゃんと2人並んであの森へ向かい出発です!

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