待ってた
届いた手紙に 私は微笑んだ
宛名の几帳面な小さな文字はかくかくと
あなたの性格をあらわすようだね
消印はいつもの街。知らない場所。
朝日に透かすと一枚の便箋が入っている。
開ける楽しみと空いた時間は何を伝えてくれるのだろう。
離れていても、いつも手紙をくれた。
あなたの便りが途切れたのは去年の冬のことでした。
空のポストを見続けて
あなたのことを ずっと待ってた
届いた手紙を開いたら、
あなたの声がつながった
辛いこともあるでしょう
苦しいこともあるでしょう
でもね。いつもあなたの声は私を幸せにしてくれる。
だから、無事だという声を上げてくれると嬉しいな。
ずっと待ってた。