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短編

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作者: 雪野 葵


どうか気づいてほしい。

この気持ちに。

私がここで生きていることに。


わたしがここで生きていることをどう知ってもらえば良いでしょうか。


気づいた時には遅くて、あなたに気づいてもらう手段なんかなくて。


新しい生活を送り、わたしのことなんてすっかり忘れているでしょう。

昔のことなんて忘れてしまった方がお互いにとって幸せでしょう。


それでも、わたしはあなたともう一度話がしたい。


本当の自分をさらけ出すことが出来なくて、我儘にただ気づいてほしいと思っていた私は、臆病だった。

あなたの勇気や悩みや本音に気づけなかった。


もう終わった気持ちかもしれない。

もう過去の存在かもしれない。

ただの邪魔者になるかもしれない。


それでも、あの時はごめん、と謝りたい。


そうして、あなたともう一度友達になりたい。


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