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キリング・ファング  作者: ちゃのま
居候
3/64

本日は二話掲載です。

『涙』が短いので『カナ』もつけます。




「…料理ができないのならそう言えそれになんだ、さっきのしおらしい態度は今の性格を隠すものか?」

「そうよ、なんか文句ある!?あったとしても聞かないけど!」

「…いや何もないが、料理ぐらいは作れるようになれ」


少女は先ほどまでの態度がまるでなかったかのように話を進める。彼はなんだかんだいって少女のために料理を作っている。


「うるさいわね!とっとと作りなさい!今までは使用人にやらせてたから知らないだけで、やろうとすればできるんだから!」

「…使用人って、お前はどこかのお嬢様か?」

「そうよ!お嬢様なんだからね!それと『お前』ってのやめてくんない」


彼はできた料理を皿に盛り付けテーブルに持っていく。


「…ほらできたぞ…っていわれてもおまっ…あんたの名前はしらねぇよ」

「…ありがと」

「口は悪くても、お礼は言えるんだな」

「うっさいわね!私の名前はカナよ」

「カナ…ね、そんでどうして追われてんだ、という前に冷める前に飯食え」

「言われなくても食べるわよ!いただきます!」

「…律儀だな」


その後、カナは目の前のしょうが焼き、サラダ、味噌汁、卵焼きの中からまずしょうが焼きに口をつける。


「…何これ、すごくおいしい…」

「さいですか」


彼が言葉を発した後、ものすごい勢いでご飯を食べていく。

食べているのだが、途中で食べるのをやめ、いきなり泣き出した。

彼はカナの頭の上に手をおきやさしく動かす。

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