20話『日常』
◇◇◇◇◇◇主人公side◇◇◇◇◇◇
「フィルミアくん!
今日はアリオンくんの所に治療しに行こうか!」
「……うん」
フィルミアきゅんが来てから1ヶ月!
怪我の通院ってことでアリスたんとアリオンきゅんの元に行けるのも嬉しい!
あとフィルミアきゅんが誰かと仲良くしてるのも可愛い!!
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……けど!
最近アリオンきゅんとアリスたんの屋敷に出入り出来るようになったけど!!
「ミツル様、お待ちしておりました。
兄上を呼んで来ますね。」
「っア…アリスちゃん、なんで僕だけ敬語なの?」
「?ミツル様は兄上のご友人ですから。
兄上の妹として恥じぬよう敬語を使うのは至極真っ当なことです。」
そうだけどっ!そうだけど……
他人行儀なのは辛い!!
「あっフィルミアっ!貴様も来ていたのか!
おいまさか僕様に挨拶もせずに居ようとしていたのか!?なんとも不敬な奴だ!」
「……ども、アリオンの治療に。」
それで何でいつの間にかフィルミアきゅんとアリスたんは打ち解けてるの!?
「……ぴえん…」
ただこの二人のスチルは萌え
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「はい、我慢出来て偉いですね~。」
「……ありがと。」
最初は何処でフィルミアきゅんの怪我治せるか分からなくて焦ってたけどアリオンきゅん有能過ぎて尊い……
「はい、感謝を言えるのは良い事ですね。
あっ最近、私の妹のアリスもちゃんと言えるようになってきたんです。
やっぱりアリスは物覚えが良いですね。」
「アリスちゃんは頑張り屋さんですから!!」
「……そういうことは本人の前で言ってあげなよ。
また拗ねるよ。」
フィルミアきゅんもうすっかり慣れてるね!!!
良いこと!良いこと!!
「はい、そうですね。
アリスは構ってちゃんですから、構ってあげないとまた拗ねちゃいますね。」
「…性格悪い…」
「アリオンくんが褒めてたことアリスちゃんに言っとくね!!」
流石にアリスちゃんと二人きりでお話とかもしたいし、他人行儀をすっごく止めてもらいたい!
……あとアリオンきゅん、めっちゃにこにこしてるけどそういうとこだよ!!
「アリスとミツルくんが仲良くなってくれたら私もとても嬉しいです。
……ふふ、なんてね。
それで、フィルミアくんのお母様の足取りは掴めました?」
「……」
「うーん、難しいね。
とりあえず情報通り桃色の髪の身長160cmの女性を探してるんだけど、全くと言って良いほど見つからない。」
桃色の髪と言ったらミチルたんを思い浮かべるけど、ミチルたんが違うのはフィルミアきゅんが証明したし。
……うーん、他の桃色髪のキャラクターは国外なんだよなぁ…
「桃色の髪の女性なんて私もアリスの友人のミチルさんが初めてです、それでなんですが…
……二人とも、本は興味ありますか?」
「……?」
「本?」
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この家、書庫なんてあったんだ。
……!!!もしかしてここってアリスたんが学園の課題の自習室として使ってた場所!?
ヤバイヤバイ!急にわくわくしてきた!!
「私のスキルで私自身を癒すことで部屋に引きこもる理由も無くなりましたから。
父上に頼んで書庫の管理を任せてもらったんです。」
「うん健康第一だねっ!アリオンくん!!!」
「うるさっ…耳元で叫ばないで」
ぴえん
…でもフィルミアきゅんが素直に物言えるようになってて嬉しいよ僕は!!
「ふふ、私は仲のいい友人の役に立てるなら大歓迎ですから。
ああでも、本は優しく扱ってくれると嬉しいです。」
「…うん…」
「もちろん!栞を使って丁寧に読ませてもらうね!
あっアリオンくんのオススメの本も教えてもらっていい!?」
アリオンきゅんのオススメ!
「…私のオススメ…ですか……
…ほんの少し恥ずかしいのですが。」
「アリオンくんのオススメなら何でも面白いよ!
……えっ……?」
「凄く…渋いね……」
【人体の解体書】…?【人体の神秘(上)】……?
…【赤子の出来るまでの人体の過程】?
「流石アリオンくんだね!
凄く勤勉でカッコいいと思う!!朗読させてもらうよ!!」
「…まって朗読しないでこわい…」
とりあえずアリオンくんのオススメであるなら絶対に欠かせないね!!
あっこの本絵もある。
人間の急所も、細かいなぁ。
「それよりも先にフィルミア様のお母様を見つけることが優先ですよ。
……肉親と離れるのはとても辛いことですから。」
「…」
あっ、そうだ!
僕一人で盛り上ってる暇なんて無い…フィルミアくんのお母さんを見つけないと!
………ガゴンッ
「…!?」
「ミツル…!?」
駄目だ駄目だ、興奮しちゃって周りが見えなくなるのは僕の悪い癖!
全員を見てあげるって決めたんだ!!
「…そうだね、僕も家族と離れるのはとても辛いことだと思うから!
ごめんねフィルミアくん、一人だけ盛り上っちゃった!」
「そんなことより頭から血が出てますよミツルくん!!??」
「何で急に頭を壁にぶつけるの!?…」
「あっ本は汚れてないから安心してねアリオンくん!!」
あっでも僕石頭だから壁ヘコんでないよね!?
てか壁に頭をぶつけるのも迷惑だったよね!?またやらしちゃったよ僕!!
「…はぁ、貴方も大概ですね。
怪我を増やしたらそれに時間を取られるんですからいい加減にしてください!」
「あっ!ごめんねっ!
二人が尊くてつい自責の念で…」
「……そろそろ本見ていい…?」
「大きな音がした為参りましたが兄上大丈夫ですか!?盗賊でしょうか!?海賊でしょうか!?
全て僕様が斬り伏せましょうとも!!」
「…ここは山……」
わっアリスたんまで来ちゃった!!
…うん、やっぱりかわゆいね。アリスたん。
「アリス!!
良いところに来ました!そうですね…これから兄上が絵本を朗読してあげますね!」
【人間の大脳辺縁系、衝動反応の副作用】…?え…絵本?
「えっそれを眺めてて良いですか!?」
内容はともかくめっちゃくちゃ気になる可愛いスチル!!
「……良かろう!!!
兄上と共に居られるのなら天国よりも心地が良い!」
「やはり私の妹は天使です!」
「アリスちゃんいつも最高に輝いてるよ!!」
写真機!次開発するべきは写真機だな!!
この光景を今後録り逃してはいけない!!
「……本見ていい……?」
おまけ☆♧
【女子会】
「ふっふっふ!!
喜べ!僕様が特別に貴様らに茶会を用意した!!」
「いえーい♪ご招待ありがとう♪
ミルフィーも久しぶりね♡」
「マカロン、ケーキ、ミルクティー、ガチ目に嬉しいのだ。
でも何で呼ばれた初対面なのだ。」
「そうだろう、そうだろう!
なんたって僕様が専属のシェフに作らせた特製だからな!」
「つまり無料なのだ!」
「ここにあるものは好きなだけ食っても良い、今回は貴様らの為だけに用意した物だからな!」
「わぁーい♪パーティーね!パーティー♪
…ポテトも欲しいわね。」
「話聞いてねぇのだ、塩分に飢えてるのだ?」
「おいシェフ、おやつの時間までに揚げ芋を用意しろ。
……秘密だぞ!喜べ、貴様らは特別だ!」
「わぁ♪貴女好き♡」
「んなー、お前優秀。」
「……で、本題だぞ…
僕様の前で嘘をついたら許さないからな!」
「……本題…?」
「スイーツ食べながらで良いのだ?」
「…まず…一つ目だ……
……………………
……好…好きな異性とか…!貴様らはいる…のか……?」
「にぃ様♡」
「いねぇのだ。」
「ふっ…!まだまだ子供だな貴様ら!!」
「あらあら♪」(←前世は28歳)
「んな。」(←前世は16歳)
「しかし、貴様らも時期に年頃の麗しい乙女だ。
今のうちに恋話の一つや二つ、積み上げておけば色付くというもの…」
「アリスにはどんな恋話があるの?」
「えっ!?あっ……」
「んなーこのミルクティー美味しいのだ。
……んな、アリスの恋話なのだ?」
「五歳の時…兄上と…結婚する約束した事があるぐらい……」
「???????」(←ミチルのせいで恋愛フラグが健全なのか分からない)
「ふふ♪健全ね。」(←フラグでは無いと知ってる。)
「まっまぁ!今僕様の周りに兄上以上の男性が居ないだけだ!
…兄上が結婚する時には僕様にも好い人が…」
「あっこのマカロン美味しいわね。」




