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こわいはなし。

作者: あかね

 こわいはなし。

 夏のホラー2025に参加中でありますが、こわいはなしってなにーっ!? と山に向かって叫びたくなり、海に向かって、これでいいのーっ!? と不法投棄したくなってきました。海なので、これでいいよーっ!というコダマは返ってきません。山からはなにーっ!?って問い返されそうですし。


 そもそも、私、不思議体験の層が薄い。自分で体験しなければ書けないという話ではないでしょうが、感覚的にないのは知覚できそうにないので書く以前の問題。


 例えば、二階で寝ていたら、階段を上がる音が聞こえて兄かと思ったんですよ。ところが、誰も入ってこない。うん?と思いつつ寝ていて。あとで聞いたら、誰も来てないって。

 あれは、なんだったのか。

 くらいのしか出てきません。寝ぼけてたんですかね? なんかものすごく、ぞわぞわしたんですけど……。


 他の怖い話と言えば、人生にトラウマを刻まれる系の怖い話です。

 あれは、小学生の夏のことでした。函館に旅行に行ったのです。現地では移動はタクシーでした。

 タクシー運転手のおじさんが、道すがらはなしてくれました。

 ヒグマに襲われた大学生の話を。

 幼き日の私、クマ怖い、北海道住まないとすりこまれましたとさ。興味がおありの方は調べてもいいですが自己責任でどうぞ。

 ほんとに、クマが居そうな山にはもう入りたくないです……。怖い。


 次のトラウマは、トムソーヤです。子細ネタバレを省いて言うと洞窟怖い死ぬ、になりました。

 元々閉所恐怖症の傾向がありましたが、もう、暗くて狭くて出入口一個しかないところなんか死んでも行くかというレベルに……。なのに、鍾乳洞やどこぞの鉱山に観光で連れていかれた思い出。あと学校でも、治水用の地下水路を掘って……という話を聞かされたりしたときとドンぴしゃで。工事分の給金払えないからってそんなっ! という戦慄ものを刻まれたりします。まあ、うろ覚えですが。


 どちらも幽霊も妖怪も出てきません。野生生物怖いね! 天然の色々怖いね! です。

 なお、その次のトラウマは果てしない物語なので、こっちも、こう、人間怖いですし……。


 ……。

 さて、怖い話ですが、稲川淳二氏の怖い話と落語と心霊特集に毒されて育ったのでどうしてもあっち系に流れていきます。さらにオカルトにも傾倒しており……。

 今どきの都市伝説よくわかんない。ネットロアもさらにわかんない。実話系怪談ってなによ? でした。

 そんな感じで挑む、ホラー。

 最初から負けている気がします。どうにもぴんと来ず都市伝説の辞典買って、いまどきの都市伝説ってこーゆー感じ? と勉強している時点で周回遅れです。


 もうさぁ、海坊主と人魚と幽霊海賊がテリトリー争いするアクションでよくね?と大暴投を考えてふと気がついたのです。

 そもそも幽霊側、祟る側から話を始めるのが怖くない原因なのでは?

 もしや被害者が語らないと怖くない、のか?

 あるいは、無関係第三者が巻き込まれなければ……。


 ……。


 あかん。

 スタートラインが違いおった。

 祟られる人、生贄、そっち側。


 後ろを向けば怪異(ヤツ)がいる。

 うははは、ひかっかったな! お前が狩られる側じゃあっ!

 ってなりそう。

 バトルアクションしそうなの。

 退魔バトル、ホラーに要らない。こぶしを交えた熱い友情、もっといらない。


 なんで。

 どうして。

 誰か、たすけ……。(手記はここで途切れている)

最新の恐怖は、外気温。

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― 新着の感想 ―
人それぞれですねぇo(*゜∀゜*)o私の友人は、休日に昼頃まで寝ていたら、母親に起こされ「今あんたから電話掛かって、きたんだけど」と言われたそうです。
最近の敵は外気温。 わかります、わかり味が深い。 外に出た途端「なつのうた(打首獄門同好会)」が流れます。 怖い感情って人それぞれで好き嫌いに似て違う気がします。
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