心地よい歌

作者：善行　望

　　　通り過ぎていく景色に

　　　そっと色を添える花々

　　　重なる季節に挟んだ

　　　鮮やかな栞は

　　　わたしだけの居場所

　　　かじかむ指で捲る

　　　不器用な響きを

　　　広すぎる空の雲にあずけ

　　　繰り返すあやまちは

　　　４小節の心地よい歌にして

　　　風に散る花びらに

　　　優しく聞かせてあげよう

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読んでくださりありがとうございました。

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