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DLC40 EXTRA DLC


「あれ……? ここは……?」


 目を覚ますと、俺は自宅にいた。

 といっても、日本の笹川としての自宅ではない。

 異世界のにDLCで作った、あの自宅だ。


「ということは……!?」


 俺は布団を蹴飛ばして、がばっと起き上がる。

 そして自分の手を確認する。

 どうやら俺の肉体も、ドルクになっているようだった。


「はは……本当に戻ってこれたんだ……!」


 俺はそのまま、一階に駆け降りる。

 するとそこには、いつもの光景が広がっていた。

 リビングには、ルミナ、レヴィン、シャル……そしてリィノのがいた。


「あ……! ドルク! 目が覚めたんだね……!」


「あ、ああ……みんな、おはよう……! また会えたんだな……!」


 俺はルミナのもとへ駆け寄る。

 そしてきつく抱きしめた。


「といっても、私たちからしたら、一瞬のことだったんだけどね」


「そ、そうなのか……?」


 俺は、説明を求めるようにしてリィノを見た。

 どうやら俺よりも彼女のほうが先に目覚めていたようだった。


「そうなのよ……。どうやら、現代で過ごしていた時間は、こっちでは一瞬のことみたいね」


「どうなっているんだ……」


 とにかく、再びルミナたちに会えたのだ。

 俺はそのことを心から嬉しく思っていた。

 話をきくと、どうやらルミナたちの視点では、俺とリィノは一瞬で戻ってきたように見えたらしかった。

 その辺は、ルミナたちを置き去りにしたわけじゃなかったようで、安心だ。

 強くてニューゲームというのは、あっちの世界だけの話で、こっちではそのままの時間軸なようだ。


「それで……戻ってきたはいいけど、これからどうしよう……」


「決まってるでしょ……!」


「え…………?」


 ルミナがなにかとても期待したような目で、俺を見る。

 どういうことなのだろうか……。


「ドルク……!」


「はい……!?」


「ドルクとリィノちゃんの故郷に連れていって!」


「え…………!? それって、日本にってことか……!?」


「そう……!」


 まさかの展開だ……。

 リィノに目で合図をするが、彼女はもうあきらめたようにうなずくばかりだ。

 これって、マジでルミナを日本に連れていくのか……!?

 でも、理屈で考えるとすると、それも可能なのかもしれない。

 俺のDLCはなんでも可能にしてしまうし――。

 それに、あっちからこちらへ戻ってこれたのだから、こっちからあちらへ行けるだろうとも考えられる。


「ねえドルク! DLCを確認してみてよ……!」


「わ、わかったよ……」


 俺はしぶしぶDLCを確認する。

 現代では使えなかった異世界のDLCが、こっちではちゃんと使えるようだ。

 逆に向こうでのみ使えるDLC、タワーマンションとかはこちらでは使えないようだった。


「あ、あった……! マジか……」



――――――――――――――

・異世界転移DLC(日本編)

――――――――――――――



「どうやらこれを使えば、またあっちに戻れるみたいだな……」


 ということは、俺たちは異世界を行き来することができるようになったということか……。


「じゃあさっそく、連れていってよ……! 私、秋葉原とかいうところに行きたいなぁ……!」


「って……それが目的かよ……」


 ルミナはすっかり俺と同じような趣味になっていた。


「わ、私も……! 同人誌をもっと漁りたいぞ! ドルクのデータベースではあまりにもBLがすくなかった!」


 レヴィンはBLが目的らしい。

 まったく……どいつもこいつも……。


「にゃあ! シャルはいっぱい新しいもの食べたい!」


「はいはい……たくさん食わせてやるよ……」


 まあ、むこうでもDLCが使えることだし、食事や金には困らないだろう。


「よし……! じゃあみんなで日本旅行といくか!」


「「「「「やったぁ!!!!」」」」


 そんなこんなで、俺たちは日本を訪れることになる――。

 DLCの力で向こうに転移すると、今度は俺もリィノも元の日本人の姿にもどっていた。

 どうやら俺たちは肉体じゃなく魂が移動しているのだろうか……?

 それとも、これはアバター的なことなのか……?

 一方で、ルミナたちはそのままの見た目で日本にやってきたから、かなり目立っていた。

 服はすぐに現代のものを与えたが、それでもあまりにファンタジーな彼女たちの見た目は、目をひいてしまう。

 ルミナたちは日本人の俺たちのみためも、すぐに受け入れてくれた。

 そしてありのままの俺を愛してくれたのだった。

 そしてそれはリィノ――吉野さんも同じだった。

 とまあ、こうして語っていけば、いくらでも話せてしまう――なのでそれはまた別のお話。


 そのあと俺たちがどうなったのか、それを端的に語ろうと思う。

 俺たちは異世界と現代を行き来しながら、自由に幸せに暮らした。

 異世界にいっている間は、現代の時間は止まっているし、異世界にいっている間は、こっちの時間はとまっている。

 だから実質、俺たちは二倍の人生を歩むことになる。

 どうやらルミナたちも、こっちの世界にいる間は歳をとらないらしい。


 そして、俺たちはDLCのおかげで、何不自由なく暮らすことができた。

 毎日なんでもしたいことができるのだ。

 そんなこんなで月日は流れて。

 現代のほうでは、俺と吉野さんは結婚をした。

 今では週末に必ず、異世界にも行って、一週間ごとに生活を切り替えている。


 向こうの世界では、ルミナと結婚をした。

 もちろん、向こうでは一夫多妻がみとめられているので、リィノやシャルとも結婚をした。

 レヴィンも最初は渋っていたものの、ルミナと一緒にいたいとか言い訳をしながら、俺に求婚してきた。

 そんなわけで、今もあのDLC製の家でみんなでくらしているというわけだ。


 異世界に行く前は、さえない俺だったが、今ではこうして幸せをつかんだ。

 あの日勇気を出して、吉野を助けにいって本当によかったと、今では思う。





本作を最後までご愛読いただき、ありがとうございました。

これにて本編は終了となります。

最後まで楽しく書けました。

次回作にもご期待ください。


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感想、レビューなどもお待ちしております。



まずは読んでくださりありがとうございます!

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