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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第一章 冒険の始まり

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中央都市 トレジャール

キャラクターの名前を一部変えました。よろしくお願いします。

 スノウはひたすら道を歩いていた。と言っても、当てのない旅ではない。カティの元を去る前に、彼女から一つアドバイスを貰っていたからである。


「はじめに貴方が向かうべきは、中央都市、トレジャールよ。冒険者を続けるならここに行くのが一番手っ取り早い。」


「そうなんですか?」


「あそこは設備も揃ってるし情報もよく集まる。両方とも、特に新米冒険者にとっては必須の物。それに……。」


「それに?」


「あそこは色んな種族の冒険者が集まっているの。仲間でありライバルでもある。協力したり、競い合う相手が居ればより早く強くなれるわ。」


「なるほど!それなら私も向かってみます!」







 歩き続けて数日。野宿したり、魔物から逃げるうちに、早くも目的地、トレジャールが見えてきた。大きな門の前には、屈強な門番が立っている。


「ここがトレジャール。早速入ってみよう!」


 スノウが門に近づくと、それに気づいた門番が声を掛けた。


「そこの君、何か用があるのか?ここは冒険者の街だぞ?用が無いなら帰りなさい。」


「用ならあります!私、冒険者になりたくて来たんです!入れてもらえませんか?」


「ほう、冒険者に、か。」


 門番は少し考えた後に、スノウをじっと見た。


「なるほど、いい目をしている。好奇心と希望に溢れているな。……よし!入りたまえ!早速中央に案内しよう!」


「本当ですか!ありがとうございます!」


「どれ、ちょっと待っててくれ。……フンッ!」


門番が魔力を放出すると、全く同じ姿をした門番がもう一人現れた。


「門番さんが増えた!?今のは一体……。」


「俺の分身が案内しよう!着いてきたまえ!」


そう言うと、門番の分身が街に歩き出す。それを追って、スノウも街に足を踏み入れるのだった。






「ここが冒険者協会だ!担当者を呼ぶから、しばらく待っていてくれ!」


「分かりました!」


 分身は担当を呼ぶべく外に駆け出していった。スノウは辺りを見回して驚愕する。


「凄い賑やかな街だ……。私の居たギルドとはまるで違う。ここが冒険者の街……。」


「待たせたな!担当を連れてきたぞ!後はそっちでやってくれ!俺は元に戻る!」


「ありがとうございました!」


そう言ったかと思うと、門番の姿は煙になって消えてしまった。






「お待たせしましたフミャー。」


 そしてスノウの前には一人の女性が現れた。水玉の模様の服と、猫を象った帽子を被った女性である。


「やっほ!私フーシャ!君が新しい冒険者フミャね!よろしくフミャ!」


「えっ?この人が担当者?」


「あーー!信じてないフミャね!私はここのマネージャー、凄く偉い人フミャよ!?」


「そうなんですか!?ごめんなさい!」


「まあ気にしないフミャ。初対面だといつもこうフミャ。説明するから着いてきて欲しいフミャー。」


「やっぱり誰でもそう思うんだ……。お願いします。」



 フーシャと名乗る女性に連れられて来たのは大きな建物。ここで今から説明を受けるのである。スノウが椅子に座ると、フーシャは書類を持って現れる。


「それでは早速説明するフミャよ!簡単に言うとみんなの依頼、クエストをこなして報酬をもらう仕事フミャ!依頼は簡単なものから難しいものまで色々!こちらからの提案を受けてもいいし、勝手に自分で選んでもいいフミャよ。」


「それってまずくないですか!?」


「自分の実力に合ったものなら、フミャよ。流石に新人さんをドラゴン退治に行かせるとか、高ランクのクエストにオッケー出すとかブラックな事はしないから安心フミャ!」


「ですよね。物凄く不安になりました。」


 一安心したスノウは引き続きフーシャの説明を受ける事にした。フーシャは胸を張りながら堂々と説明を続ける。


「冒険者にはランクがあるフミャ!FからAまであって、ランクが上がるほど報酬のいいクエストを受けられるから、頑張って上に行くといいフミャ!」


「はい!質問です!」


「何フミャか?」


「どうやってランクって上げるんですか?私は以前はFランクだったんですが。」


「はーい!ランクは昇格試験で上がるフミャ。実力があると思ったら試験の案内を出すから、奮ってご参加下さいフミャ!それときみはFランクだったフミャか。それならそこから再スタートフミャ。冒険者証があれば貸してフミャ!新しく作り直すフミャ!」


「分かりました。これになります。」


スノウはフーシャに冒険者証を手渡す。フーシャはそれを大事そうにしまって説明を続ける。



「それから、クエスト中に見つけた物は、基本的には自分の物にしていいフミャよ。珍しいお宝を探して冒険者になる人も多いフミャ。」


「本当ですか!?それならやる気が上がってきますね!」


「それじゃ、説明はこのくらいフミャかね?分からないことがあったら何時でも聞きに来てくれていいフミャよー!」


「ありがとうございます。聞きたい事があったら質問させて頂きますね。」


「クエストは掲示板に貼ってあるフミャ!早速受けてみるといいフミャよ!」




 フーシャから一通り説明を受けたスノウは、早速掲示板を確認する。そこには以前居たギルドよりも遥かに多くのクエストが貼られていた。


「Cランククエストに、こっちはAランク!難しそうなのばっかりだな……。」


 スノウがクエストを探していると、手頃な物が見つかった。掲示板の端っこに小さく貼ってあるクエストである。


「近場のオーク退治、Eランクかー。今の私の力、どれくらいなのかな?これで確かめてみよう!」


 強くなったスノウの初依頼はオーク討伐。自分の実力を確かめるために、クエストの依頼書を持ってカウンターに向かうのだった。

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