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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第五章 最強の冒険者

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模擬戦開幕!

 冒険者協会のマスター・へカテリーナがマネージャーのフーシャへ宣告した模擬戦。準備期間の一週間が終わり、お互いが対決する日になった。


「遂に来ましたね。オルガさん!しっかりと勉強しましょう!」


「出来ればな。気配に当てられないように気をつける事。体調が悪くなったらすぐに休む、だな。」


「オルガはしっかり者過ぎるのよ。もっとリラックスしても良いんじゃない?」


 ここはトレジャールにある巨大なコロシアム。その観客席には大勢の見物客が座っていた。スノウ、オルガ、レイは一番前の席に並び、試合開始を待っている。


「み、皆さん……お待たせしました……!」


「ワシらも合流じゃ!まだ始まってないじゃろ?」


 少ししてからリゼ、ジンが合流。





「皆!ポップコーン持って来たよ!一緒に食べようよー!」


「スノウ!久しぶりだな!いよいよ試合か……!」


「セインさん!戦車は直りましたか?」


「バッチリだ!それと、そこの三人と食事にも行ったんだよ!」


「えっ!私も誘ってくれれば良かったのに!」


 ナッツとセインも五人に合流した。



「しかし、よく良い席が取れたのう。特等席と言う物じゃから、取るのは大変じゃろうに。」


「心配ないわ。私が手配したんですもの。」


 ジンが振り向くとそこにはモルモーがいる。彼女はナッツからポップコーンを受け取ると、選手用の入り口に向かって行った。



「さあ!楽しませてもらうわよ!こんな対決滅多に見れるものじゃないわ!」


「モルモーさんはフーシャさんの応援……何かノリノリですね。」


「それはそうですよ!今後の参考にもなりますから!では!」


「アンタ、スノウと他の人との落差が激しいわよね。」


 レイがモルモーにツッコミを入れる中、遂にコロシアムの空気が動き出す。開始の時間はすぐそこに迫っていた。













 ◇◇◇


 観客席には沢山の人が集まり、今か今かと試合を待っている。……その観客席とは別に、特別席として他のギルドの代表者や職員への席が用意されていた。



「冒険者協会……そのトップの闘いか。そうお目にかかれる物では無いな。」


「協会なんて言っても所詮は唯のならず者の集まりさ。俺達のギルドに比べりゃ雑魚の集まりよ。」


「仕方無いわ、種族問わずに入れてるから雑魚が増えるのよ。そんな組織のトップなんて、たかが知れてるわ。」


「だが、最近Dランクの冒険者がケモリアの防衛作戦を成功させたらしい。これが事実なら全体のレベルが異常とも言える。」


「ここで見定めるのも一興か……。」


 言いたい放題の代表者達。彼らはギルドを取り仕切る者として、最大手の協会の実力を見に来ているのだった。










 ◇◇◇


「はい!これにて満員!コロシアムで見れない人は酒場や宿屋に集まってくださーい!モニタ君で中継しますよー!」


 コロシアム入り口には多くの協会の職員が立ち、観客を捌いていた。いくら人が入っても、更に増える。コロシアムが満員になり、次に彼らは外の施設へ観客を誘導しているのだ。




「ハッハッハ!いやー!観客が増えたな!俺は嬉しいぞ!」


「いいからお客様の誘導をやりなさい!他の皆も頑張ってるのよ!?」


 受付のクリスとダンジョン教官のガルス。彼らも観客への対応に追われていた。何とか施設に観客を誘導し、二人はコロシアムへと駆け足で向かう。


「クリスよ!マネージャーとマスター、どちらが勝つと思う?」


「知らないわよ……。まあ、私はマネージャーの方を推すけどね?」


「ほう……何故だ!?」


「声が大きいわよ!マネージャーは曲者揃いの冒険者をまとめているのよ?弱いわけが無いわ。」


「だな!我らは職員、一緒に働くマネージャーを応援しようではないか!」


 二人はそんな事を話しながらコロシアムに入っていった。





「そういえば、見物料っていくらになるのかしら?」


「ウム!観客席では5000ゴールド、外での観戦は2000ゴールドだ!」


「……結構取るのね。」


「それと、各地の街や村、国等にも映像を提供するそうだ。このサービスも結構な値段らしい!」


「商魂たくましいわね。流石リーダーと言うべきか……。」








 ◇◇◇


「あっ、二人が出て来た!そろそろですよ!」


「始まるか!皆、気をつけろよ!」


 オルガが友人達に注意を促すと、皆も気合を入れ、真剣にコロシアムを見つめ出す。そして、遂にマネージャー、マスターの両名が現れる。











 ◇◇◇


「皆ー!今日はここに来てくれて、ありがとー!!!」


 コロシアムへと現れたへカテリーナ。彼女は観客達へ手を振り、感謝の気持ちを伝えていた。


「今日は私とマネージャー、二人が模擬戦を行いまーす!協会のトップの闘い、楽しんでいってねーー!!!」


「「「「「ウォーーーーー!!!」」」」」


 彼女の声に反応して、観客達の声がコロシアム中に響き渡る。一方反対からは、フーシャがドンと胸を張りながら現れた。モルモーは彼女の傍で言葉を交わしている。


「フミャ……何か私は応援されてないフミャね。でも、ここで勝って、冒険者協会にマネージャーあり!な所を見せてやるフミャ!」


「マネージャー、しっかり勝ってきてよ!私が応援してるから!」


「任せてフミャ!行ってくるフミャ!」


 話を終えてモルモーは観客席に戻り、フーシャはコロシアムの中央へ。



 そして二人は同時にコロシアムの中央に立ち、お互いを見る。自信満々な両者の対決が、今から始まるのだ。


「逃げずに出て来たわね。それでこそマネージャーよ。ま、マスターとして勝利は頂くけどね。それなりに楽しませてもらうわよ?」


「ば、バカにするなフミャ!私だって協会の偉い人フミャ!リーダーだからって手加減は無しフミャ!」



 そして二人の間に審判が入り、最後にルールの確認を始める。



「今回の試合はどちらかが戦闘不能になるか、降参するまで続けられます。アーティファクトは持ち込み自由、相手を殺す以外は何をしても良し。よろしいですね?」


「問題無いわ。」


「大丈夫フミャ!」


 二人の了承を得た審判は、安全な距離まで離れ……






「ルールの確認は完了です。それでは……試合開始です!」


「「「「「「ウォォォォォォォォ!!!」」」」」」


 観客の歓声が響くと同時に、二人の闘いは始まった。

今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。

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