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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第五章 最強の冒険者

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それぞれの休日 オルガ、パーツを買う。

今回は日常回になります。楽しんで頂ければ幸いです。

「そうだ!忘れてたよ!これは今回の報酬になります!皆に10万ゴールドずつ!大金だから大切に使ってね!」


 パーティーが終わった次の日。クリスによってスノウ達四人に報酬金が渡された。この大金をどう使うか、皆それぞれ考えを巡らせていた……。















 ここは冒険者協会の一部屋。マスターの登場、という予想外の大イベントが起こった次の日の事。セインは戦車のアクセサリーを机に置いて、魔力を込め続けていた。


「攻撃に使う筒が曲がっちまったからな……。直すのは大変だろうな。」


「セインー。入るよー!」


 ブツブツ呟いていると、部屋の扉が開いてナッツが飛び出して来た。


「よっ!どうした?」


「僕達今から買い物行くんだ!セインはどう?」


「俺はパス!これをちょっと直しておきたくてな。」


「そっか。頑張ってね!」


「おう!そっちもな!」


 そして二人はハイタッチをして、それぞれの場所に戻るのだった。











「オルガ!お待たせ!」


「ナッツ君、セインはどうだった?」


「アーティファクトを直すから、パスだって。」


「分かった。俺達二人で行こうか。」


「二人?スノウは?」


「スノウはちょっと用事だ。たまにはこういうのもアリじゃないか?」


 するとオルガはナッツを肩に乗せ、市場へと歩き出した。


「おー!高い高い!」


「しっかり掴まってろよ!」






 市場に着いた二人。オルガは真っ先に掘り出し物市へと向かっていた。


「オルガ、何か買う予定があるの?」


「ああ、ケモリアで手に入れたコレを使ってみたくてな。戦略の幅も広がるだろう。」


 オルガが出したのは、騎士との戦いで手に入れた銃である。自分を持って行け、そう言われた気がしたオルガはそれを持って帰っていたのだ。


「俺は銃なんて使った事ないからな。まずはパーツについて探してみようと思ってな。」


「たぶんアーティファクトだよね、それ……。何か普通の銃とは違う気がするよ。」



「クリスに見てもらったが、これはαクラスの[魔銃(マジックガン)]と言うらしい。魔力を弾にして撃ち出せるそうだ。」


「ふーん。じゃあさ、僕は他のお店を見てみるから、オルガはこの辺りで探してみてよ!いいのがあったら教えるから!」


 そしてナッツは他の市場へと駆け出していった。対するオルガは以前、シールドグローブを買った店に向かう。






「おじさん!久しぶりだな!」


「おお!君は以前の!グローブはどうだ!上手く使えてるか?」


「ああ!おかげで依頼も達成できたんだ!ありがとう!」


「そうかい!それで、今回は何を探してるんだ?」


 オルガは店主との会話もそこそこに、銃のパーツを探している事を伝える。


「銃のパーツね……。君は使った事はあるか?」


「いや、全く無いんだ。」


「だろうな!いかにも接近戦が得意な身体つきだもんな!じゃあ、ちょっと探してくるから待っててくれよ!」







「よし……これならどうかな?……うん!使えそうだ!おーい!見つかったぞー!」


「本当か!?早速見せてくれ!」


 オルガの目の前に出された物、それは本体へセットできるパーツ……スコープだった。


「これはアーティファクトじゃないんだが、始めは外す事も多いだろう?これはターゲットに狙いをつけて、そこに撃ち出す事に特化した物だ。緊急時にも役に立つぞ!」


「緊急時……グローブの時も聞いたな!」


「そうだろう?俺は心配症だからな!という訳で、ハイ、お待たせ!お安くしとくよ!1000ゴールドだ!」


「よし!買った!」


 店主はスコープを袋に入れ、オルガに渡す。彼はそれをポケットに入れた。


「よし!じゃあ、俺はもう行くよ。友達が待ってるからな!」


「行ってらっしゃい!また来てくれよ?サービスするからさ!」


「ありがとう!またよろしく頼むよ!」


 オルガは店主に軽くお辞儀をし、ナッツの下に向かう。その後ろ姿を、店主は笑顔で見送っていた。






「オルガ!パーツは見つかった?僕の方は無かったけど。」


「ああ!俺にピッタリのパーツがあったよ。」


「よかったー!それなら一度ご飯にしようよ!おなか減ったよー。」


「そうだな。早速行ってみよう!」


「おー!」


 買い物を終えた二人は、食べ物屋を探して市場の奥へと入っていくのだった。

今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。

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