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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第四章 ケモリア防衛作戦!

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思わぬ再会!

「「「「……えっ?」」」」


 突然の豹変に戸惑いを隠せない四人。それを見ていたモルモーは、そっとスノウの側に行き、じっと顔を見つめた後、彼女の手をそっと握った。




「お久しぶりです!スノウさん!」


「そ、それでは……やっぱり貴方は!」


「そう!私ですよ!モルモーです!スノウさんの知ってる、受付のモルモーですよ!」


「や、やっぱりモルモーさんだ!会いたかった!会いたかったです!」


 二人は手を握り合い、ぴょんぴょんジャンプしながら再会を喜び合っている。






「な、なあ。いきなり雰囲気変わったぞあの人、何だあれ?」


「もしかして……あの人がスノウの言ってた友達!?」


「ナッツ君、どういう事だ?教えてくれ。」


 三人が話し込んでいる間、スノウとモルモーは尚もぴょんぴょんしている。





「モルモーさんも協会で冒険者を?」


「はい!貴方を探す為に、私も冒険者として協会に入ったんです。強くなれば、いつかスノウさんに会えると思って!」


「そうだったんですか……。でも、今回の事は申し訳ありません。迷惑をかけてしまいました……。」


「あれはあくまで[上位ランクの冒険者]として言った事です。私個人としては、スノウさんとセインさん、お二人が居てくれたから勝てたと思っていますよ!」



「そっか……。私、もっと頑張ります。それで、モルモーさんみたいな冒険者になってみせます!」


 スノウの決意を聞いて、モルモーも堂々とした態度で言葉を紡ぐ。


「良いでしょう!私は上で待ってますから、追いついて来て下さいね!」


「そういえばモルモーさん、上位ランクって言ってましたが、ランクってどれくらいなんですか?」




「気になりますよね?私のランクは……ジャーン!Bランクですよ!」


 スノウの質問に、モルモーは自分の冒険者証を見せる事で回答するのだった。





「Bランク……それって上から二番目ですか!?」


「はい!スノウさんの言う一流冒険者!一足先に登っちゃいました!」


「そ、そんな!でも、私も負けませんよ!」


「その調子です!応援してますよ!私ももっと強くなりますから!」









「成る程。彼女がスノウの、古巣に居た時の友達か。」


「昔の仲間って事か。いいもんだな!……俺も早くそんな仲間が欲しいな。ずっと一人でやってきたからな。」


「それなら僕達がなってあげるよ!ね、オルガ!」


「ああ!セインが良ければだが……まずは友人から始めたいんだが、どうだろう?」


「二人共!……ありがとうな!俺、今回皆に会えてよかったよ!」


 和やかに話している二人を見ながら、三人も話を弾ませるのだった。









 ◇◇◇


「そうだ、一つ忘れました!今回のクエストに関連した、ゴブリンキングの討伐の件ですが……。」


「……!」


 モルモーが声を出した先には、ゴブリンのリーダー、リンが居た。彼女はビクッと体を震わせ、モルモーの次の言葉を待っている。


「レオンさん、彼女はどの様に対応すればいいですか?」


「そうですな。今回は事情が事情です。私達はお咎め無しとしたいのですが……。」


「了解です。一度協会にも報告は入っていますので、そちらの言う通りに処理させて頂きますね。」


 そしてモルモーはリンの側に近寄った。


「あ、あの……。」


「今回は大変だったでしょう。でも、もう大丈夫!これからは、ケモリアの皆と力を合わせて、この森を盛り上げていって下さいね!」


「は、はい!頑張ります!皆と一緒に、もっといい場所にしてみせます!」



 リンの言葉を確認し、モルモーはもう一度レオンの方に顔を向ける。



「それでは私はこれで帰ります。依頼も完璧にこなせたし、捕まえた奴から事情を聞かないといけないですし。」


「おお!それならもう一人いるので、連れて行って下さるとありがたい!そこのリン殿を操っていた男です。役場の地下に閉じ込めてあります。」


「了解しました。それでは案内をお願いします。」


 そしてモルモーとレオンは二人で役場の地下に向かって歩いて行った。







「オルガさん、二人共行っちゃいましたね。」


「だな。しかしあの人がお前の友達とはな。予想外すぎた。ナッツ君もそうだろう?」


「だよねー。あんなに凄い人とは思わなかったもん。」




「感心してる場合じゃないぞ!俺達はもっと、もっと強くなって、上に上がって行くんだ!俺達の冒険は、次のステージに進むのだ!」


「テンションが高いな。怪我してるんだから治ってからにするべきだぞ。」


「オルガ……そこはツッコんじゃ駄目だよ……。」


 四人は互いに話をしながら一度街役場に向かい、そこで休憩を始めるのだった。

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