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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第四章 ケモリア防衛作戦!

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オルガの新技特訓!

「よし、概ね修理は終わったな。後はレオンに報告すればいい。それは彼らに任せるか。」


 ケモリアの住民とゴブリン達が城壁を修理してからはや数日。壁はほぼ元通りになり、修理完了の祝いとして、皆は各々くつろいでいる。


「オルガ!こっち来いよ!一緒に飯にしようぜ!」


「いや、俺は後にするよ。少しやりたい事があるんだ。だからレオンへの連絡は任せていいか?」


「そうか。了解だ!お前も頑張れよー!」


 一緒に作業をした獣人とゴブリンから一旦離れ、オルガは森の中に入った。


「先の戦闘、シールドグローブが無ければ負けていた。このアーティファクトをもっと使いこなせるようにしないとな。」


 オルガは木に拳を打ち込み、トレーニングを始めた。


「まずはシールドで一回殴ってみるか。シールド展開!」


 オルガが魔力を込めると、グローブから板が立ち上がり、魔力のシールドが現れる。この状態で木を殴るが、威力はあまり変わらないようだった。


「シールドの大きさの分、範囲は広くなるな。これは活用出来そうだ!打ち込むスピードを上げれば、普通の拳よりも広く攻撃できるか?」


 そしてシールドを展開しながら拳を打ち込む。確かに広範囲を狙えるようにはなったが、数分打ち続ける内に急に疲れが押し寄せ、その場に倒れてしまった。



「うん……。常にシールドを使うと魔力がすぐに無くなってしまうな。使うならピンポイントか。」


 寝転がりながら呟くオルガ。上手く使う方法を考えているが、頭が回らない。


「……休憩するか。確かこの辺りに水場があったな。そこで休もう。」


 オルガは体を起こし歩き出した。森の奥にある水場を目指して歩き、数分後には水場に繋がる川を発見した。




「ここを上れば……見えてきたな!」


 川を上るとすぐに目的地に着いた。オルガは水を手ですくい、口に流し込んでゆく。


「美味いな。やはり新鮮な水は良いもんだ。……少し泳ぐか!」


 その後は一人で身体を洗ったり、水場で泳いだり。誰も見ていないからか、いつもよりはしゃいでいる様子である。



「いや、こういうのも悪くない。定期的にやりたいな。」


 独り言を呟きながら水浴びをしていると、その目には大きな滝が飛び込んできた。


「あの中で精神統一でもしてみるかな。一旦頭を切り替えれば良い案も出るだろう!」


 泳ぎながら滝に向かうオルガ。そんな中、滝の流れを見て動きを止める。滝から流れ落ちた水は、下まで落ちると水飛沫をあげて飛び散っている。水は落ちた地点から広範囲に飛び、水面にポタポタと雨を作っていた。


「上から落とすと飛沫が飛ぶ……。ん?待てよ……。」


 オルガは考え事を始める。何か引っかかる事があるようだった。


「……そうか!それだ!上から落とすんだ!」


 誰も居ない中、大きな声を出したオルガ。何か閃いたのか、すぐに陸に上がり、グローブを嵌め直した。


「上から落とせばいい!それは俺でも良いんだ!早速やってみよう!」





 辺りを見回し、一番高い木の上に登ったオルガ。地面に狙いを定め、木から飛び降りた。


「しっかり狙え!一点だけを見るんだ!」


 彼は勢い良く地面に近づく。そして地面が目前に迫った時……。


「今だ!シールド展開!」


 上からの勢いと一緒にグローブを叩きつけ、その瞬間にシールドを展開した。すると地面に衝撃が走り、足元が一気にひび割れる。更に壊れた地面から大量の破片が飛び散り、辺りの木々に傷をつけていた。


「これだ!空中からの重力と、シールド展開の勢い!これを活かせば俺のパワー以上の攻撃が出来る!早速練習だ!感覚を覚えないとな!」


 思わぬ攻撃方法を見つけたオルガは、上機嫌で技の特訓に励む事にした。アーティファクトを利用した戦い方、それを彼も独自に身に着けようとしていたのだった。

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