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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第四章 ケモリア防衛作戦!

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意外な仲間は聖剣使い?

「いや、本当に済まなかった!危うく君達を斬る所だったんだ!謝罪させてくれ!」


「い、いや、何もそこまでしなくても……。」


「そ、そうですよ……。間違いは誰でもありますし……。」


 ゴブリンの集落にある広場。ナッツとリンは、そこで土下座をしながら謝る少年……セインをじっと見つめていた。


「いや、完全に俺のミスだ!ちゃんと話を聞いていれば!あの子にも酷い事をしてしまった!」


「お、落ち着いてよ!分かった、分かったからー!」





◇◇◇


 数分後。落ち着いたセインは二人から話を聞くことにした。


「しかし、君がゴブリンキングとは……。ゴブリンには人型の者もいるの知ってはいたが、王様とは思わなかったよ。」


「よく言われます……。」


「それで、セインはリンをやっつける為にここに来たんだね?」


「ああ。ゴブリンキングが悪さをしてるっていうから、慌ててここに向かったんだが……。もう解決していたとはね。」


 セインは頭をかきながら申し訳無さそうにしていた。


「しかし、これなら俺の出る幕は無いな!少し休憩したら帰る事にするよ。取り敢えず、水を一杯貰えないかな?」


「あ、はい!あちらの建物になります!」


「いや、冷や汗がたくさん出て、喉が渇いてしまったんだ。少し頂きます!」


 リンが集落の井戸を指差しセインに教えると、彼は一目散に井戸に向かっていった。


「よ、良かったね、悪い人じゃなくて。」


「はい!これで一安心です。落ち着いたら私達もご飯にして、それから防衛準備を……。」


「……あ!それだけどさ……。」


「?」









◇◇◇


「いやー!新鮮な水は美味いな!ありがとう、頂いたよ!」


 口を濡らしたセインが戻って来た時、何故かナッツは怒った顔をして、彼を睨みつけていた。


「ど、どうした君!?やっぱり怒ってるのか!?」


「そうだよ!訳も言わずにいきなり襲って来て、怖かったんだから!」


 激怒しているナッツをみてたじろぐセイン。だが言い返す事は出来ない。攻撃したのは事実だからである。


「だから、セインにも手伝ってもらうよ!」


「手伝う?何を手伝えばいいんだ?」


「それはね……。ケモリア防衛準備の手伝いだよ!」


「ケモリア……防衛?」


「はい!つまり……こういう事なんです!」


 突然出てきた言葉に首を傾げるセイン。そこからリンが、今までの出来事を簡単にまとめて話すのだった。





◇◇◇


「つまり、こういう事なんです!」


 リンが話し終わると、セインはプルプルと震えていた。


「や、やっぱり駄目かな……?危ないもんね。ごめんね、さっき怒ったフリをしたのは、手伝ってもらえればって思って……。」


「……せん。」


「えっ?」


「許せん!なんて奴らだ!!」


 急にセインが握り拳を上に突き上げ、大声を張り上げた。


「そんな酷い奴らがいるのか!?ケモリアの人達も、ゴブリンの皆も酷い目に合わされて……!分かった!俺も手伝う!こういう事態には人手が必要だろう!」


「い、いいんですか!?相手は貴方と同じ人間ですよ!?」


「そんなの関係無い!どんな奴にも、そこにある国を潰す権利などあるものか!俺が鉄槌を下してやる!」


「そ、それでは!」


「何から始めればいいか教えてくれ!早速……。」



 グゥーー。



 ナッツ達から響いた音。それはお腹から鳴っていた。


「そういえば、僕達ご飯を食べるつもりだったんだよね。」


「あの、良ければセインさんも一緒に食べますか?」


「……本当か!それなら是非食べさせてくれ!俺も腹ペコなんだ!」


「では、続きは食べながらにしましょう!こちらです!」


 そして三人は集落の食堂に向かっていった。







◇◇◇


「ちょっ、抜けない!?どうすればいいのよ!?早く抜けないと!」


 スノウは地面に埋まったまま、抜け出す事が出来ないでいた。手は動くので雷鳴剣を使って地面を削ってみるが、なかなか抜け出せない。


「あーもう!皆気づいてよ!」


 体を動かしたくても、しっかり嵌っている為動かない。何度も何度も試しても上手くいかない。


「んーーー!」


 遂に我慢出来なくなったスノウは、自分の魔力を大量に雷鳴剣に注ぎ込む。


「あーーー!抜けろーーー!」


 自分の全魔力を込めた雷鳴剣を地面に思いっ切り突き刺す。すると……。







 ドガァァァァン!



「ヒャッ!?何ですか!?」


「あっちの方向!スノウの居る場所だ!」


「何!?敵襲か!俺も行くぞ!」



 食堂の入口で急に爆音が聞こえた為、慌てて戻って来た三人。その場所に行くと、そこには黒焦げになったスノウがいた。

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