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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第二章 挑戦!ダンジョン研修!

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ダンジョン研修!

 スノウ達がダンジョン研修のチラシを貰ってから早くも一週間後。二人は再び協会に訪れていた。


「いよいよですね……。緊張します。」


「大丈夫だ。俺がついてるぞ。」


 そして二人が受付のクリスの所に行くと、彼女がプラカードを持って立っているのが見えた。


「ダンジョン研修を受ける方はこちらでーす!早く集まらないと時間が来ちゃうぞー!」


「クリスさん!おはようございます!」


「何してるんだお前?」


「いやー、私受付だし、こういう呼びかけもやらなきゃいけないのよね。という訳で、ダンジョン研修はこちらになります!しばらく待っててね!」


 クリスが指差したのは受付のベンチ。しばらく待っていると、他の冒険者も集まってきた。


「皆さんも受けるんですね。人が多いと安心します。」


「確かにな。」




 しばらくして、受付には大勢の冒険者が集まっていた。それを見たクリスは、冒険者達に向かって大声を張り上げた。


「そろそろ時間ね。それでは皆さん、研修スタートですー!」


 すると大声と同時に彼女は勢いよく走り出す。


「……今から走るのか!?目的地までどれくらいだ!?」


「ざっと1時間かな?それじゃあ皆、ついてきてねー!」


 クリスのかけ声と先導を受け、冒険者達はダンジョンに向かい、走り出す。その最中、冒険者達からひそひそ話が聞こえてきた。


「何だアイツら……魔物じゃないか?」


「奴らも冒険者なのか?何であんなのがなれるんだよ。化け物じゃないか。」


「……喧嘩を売ってるなら買ってやろうか?」











「やめときなさい。あんな奴らに関わるんじゃないわ。」


 オルガが冒険者達へ向かおうとするが、それを別の冒険者が制止する。


「……お前は?」


「アンタ達と同じFランクの冒険者よ。ここでトラブルになって、研修が無くなったら困るのよね。」


「……悪いな。迷惑をかけた。」


「いいのよ分かってくれれば。それじゃまた!」


 そして冒険者は先頭に駆け出していき、オルガも野次馬を意識の外に追い出し、先頭についていった。





 走り続けて約一時間。目的地であるダンジョンに辿り着いた。場所は開けた平原。そこに似つかわしくない、岩でできた洞窟があった。


「皆様お疲れ様です!ここが目的地になりまーす!」


「ここがダンジョンか!楽しみだせーー!」


「私、ダンジョン探索初めてなんだ~。よろしくね〜。」


「…………。」


「オルガさん、結構キツかったですが、大丈夫ですか?何でこんなに走るんですかね。」


「俺は平気だ……スノウ、少し休んでろ。何か始まるみたいだぞ。」




 冒険者達がそれぞれ会話を楽しんでいると、突然ダンジョンの前に土煙がモクモクと上がる。何事かと皆が注目すると、そこにはハチマキとスーツを着た男性が立っていた。





「諸君!私はこれからダンジョン研修を担当するガルスという者だ!よく来てくれた!感謝するぞ!!」


「……えー。この方が今回の研修担当になります。ランクはCランク、みんなの先輩です。それでは、頑張って行きましょう!」


 クリスの横に現れた担当者を見て、冒険者達は驚きを隠せない。その戸惑いの中、一人の冒険者が声を上げた。


「あの!今回のダンジョン研修ってどんな事をやるんですか!僕、気になります!」


「ほう、いい質問だ!今回はみんなにダンジョン探索の練習をしてもらおうと思う!」


「探索の練習?」


「ああ!今ならから諸君達にはこのダンジョンに入り、戦利品を持ってきてもらう。ここは[試練の洞窟]、我が冒険者協会が訓練用に確保したダンジョンだ!報酬はその戦利品になる!そのまま持って帰ってもいいぞ!」


「「「おおおおおお!!」」」


 見つけた物は自分の物。それを聞いた冒険者達のやる気は一気に高まる。それを見たガルスは、皆に高らかに宣言した。


「それではこれより、ダンジョン研修を開始する!諸君、自分の力を思う存分試してこい!」



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