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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第一章 冒険の始まり

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報酬とアーティファクト

「それではこちらが報酬になります!ご確認下さい!」


「ありがとうございます!嬉しいなあ!ここでは初の報酬だよー!」


 スノウはほっこりした顔でカウンターの前に立つ。目の前にはゴールドの入った袋と一枚のカード、そして赤色のカートリッジが置かれていた。


「そこの鬼の人は初めてだよね?順番に説明するからよく聞いてね。まずはゴールド。スノウさんは言わなくてもわかるよね?

世界の共通通貨、これがあれば何処でも買い物ができます。各地で共通の預かり所があるから、無くしそうならそこに預けるといいわよ!」


「はい!」


「預かり所とは便利なものだな。俺ならずっと手元に置いてるよ。」


 続いてクリスが指差したのは、スノウの顔が入ったカードである。


「これもご存知ですよね。はい、スノウさんの冒険者証!これを提示すれば、ここの所属だと一目で分かるわ!他の地方に行くなら必ず持ってね!身分証明に必要だから!ちなみにランクによる格付けがあって、Aランクが一番上、下はFランクになってるわよ!」


「忘れそうだから気をつけます。」


「大事なもんだな。覚えておこう。」





 そして最後に残ったのは、赤いカートリッジ。


「これは、あの男の人が使っていた物!どうしてこれが?」


「これについても説明しますね。まずスノウさんは、[アーティファクト]って知ってますか?」


「あーてぃふぁくと?」


「はい。普通のアイテムとは違って、これらのアーティファクトは、魔力と引き換えにして特別な力を発揮する物が多く存在します。」


「それでは、これもその一つって事ですか?」


「その通り!これは炎と風の属性を持つパーツ[フレアソニック]です。これを銃器にセットするだけで、普通の攻撃を属性攻撃に強化できます!」


「それってまるで魔法じゃないですか!どうしてそんな物をあの人が……。」


「アーティファクトはダンジョンで拾ったり、強い魔物が持っていたりする物なの。つまりそれを持っているだけで、その人の実力の証明にもなります。」


「つまり、そいつに勝てた俺達は運が良かったってことだな?」


「はい。よく無事に戻ってきてくれました。本当によかった!」



 もしも相手が焦っていなければ、こちらがやられていたかも知れない。そう思ったスノウとオルガは少しだけ震えていた。


「という訳で、これはあなたにプレゼントします!はい!」


 クリスからカートリッジを手渡されたスノウ。しかし彼女は銃を持っていない。どうしようかと考えていると、フーシャが再び部屋から出て来た。


「フミャ!スノウはアーティファクトを手に入れたフミャね!貴重品だから大切にするといいフミャ!」


「あの、私銃を使った事が無いので使えないんですけど……。」


「それなら大切にとっておくといいフミャ。もし使えるお友達が出来たら譲ってあげて欲しいフミャ。」


「はあ。」


「おっと、また引き止めちゃったフミャ。お疲れ様!ゆっくりお休みフーミャ!」


 フーシャはそう言うとまた部屋に戻ってしまった。


「……一度休憩しましょうか。」


「……そうだな。」


 スノウとオルガはクリスにお辞儀をして、ギルドの外に出る。まずは休むために宿屋を探すことにした。

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