プロローグ
むかしむかし、この世界にはたくさんの生き物が住んでいました。
ここでは生き物たちは、みんな仲良く、楽しく暮らしていたのです。
。
ところがある日、この世界に悪い敵が入って来たのです。
その悪い敵は、この世界を侵略し始めました。
この世界に住む生き物たちは必死に戦いますが、敵の方がずっと強かったのです。みんな傷つき、倒れる子も大勢いました。
このままじゃ、みんな死んじゃう。そう思ったみんなは、慌てて神さまの所に向かいました。
みんなの話を聞いた神さまは、「それはいけない。力を合わせて、わるものをやっつけるんだ!」とみんなにお話ししました。
みんなは神さまのお家に集まり、一緒にお空にお願いしました。すると、神さまの体からきらきらした宝石が落ちてきたのです。
神さまは言いました。「このお守りを使えば、みんなを守ることができるよ!」
それから少しして、みんなは神様のくれたお守りを持って、敵に立ち向かいました。
その力はものすごく強く、敵をどんどんやっつけます!突然の反撃に慌てた侵略者は、散り散りになって自分の世界に逃げていきました。
それから数年後。神さまは言いました。
「みんながんばったね!みんなで力を合わせれば、きっとどんな事でもできるよ!だから、ずっと仲良くしてね!それじゃあ、神さまはもう寝るよ!おやすみなさい!」
神さまがおやすみなさいをした後も、みんなは仲良く暮らしています。また起きたら、一緒にお話ししようね!
ここは何処かにある洞窟。その中に二人の少女が立っていた。
「クスクス。私達が逃げ出したって書いてあるよ?」
「そうだね。でも、本当の事だけどね。」
「こんな物が残ってたら、私達の復活が遅れちゃうよ?」
「そうだね。」
少女達が見ているのは一枚の石版。その中にはお伽噺のような、幼い子どもが書いたような物語が記されていた。
「こんな物に、何重にも結界が貼られていたんだよ?私達でも、解読に何百年もかかっちゃった。」
「そうだね。でも、無駄な事。」
「クスクス。……でも、気に入らないなあ。これ。壊しちゃおっか?」
「そうだね。でも、壊したらそれでおしまい。だからね……。」
二人の少女はひそひそ話をし始めた。
「クスクス。それって上手くいくのかな?」
「分からない。でも、いい暇つぶしにはなるよ。」
「じゃあ、早速やってみよっか?」
「そうだね。何が起きるか、じっくり見てみようか。」
その日、少女達の小さな笑い声が、洞窟に響いていた。




