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第4話

一度入りドアを閉め、また開けるだろ。

そうしたら、もうあの螺旋階段は見えなくなっていて、元の家、でも少し古ぼけていて模様替えだってしている家になっていたんだ。

「やあ」

家の中を眺めようとしていると、誰かが声をかけてきたんだよ。

そりゃ最初はびっくりしたさ。

誰もいないと思っていたら突然声が聞こえるんだからな。

だけど本当に驚くところはそこじゃなかった。

その声をかけてきたやつは、見間違えようがなく、僕そのものだったんだからな。


聞くにここは未来で、僕が過去から来たことについてはもう知っているっていう話だったんだ。

で、ここからが肝心なんだけども、彼が言うにはあの扉は過去と未来をつなぐための通路につながっているっていうんだ。

それがあの螺旋階段だっていうんだ。

彼の話が本当だとすると、あの螺旋階段は上がると未来へ、下がると過去へと向かうことができると。

上限は僕が生まれてから、おおよそ250年後まで。

下限は僕が生まれたころだそうだ。

そして扉が開くための条件っていうのもあったんだ。

一つ目は家にだれもいないこと、二つ目はある特定の動作をすることの2つで扉を開けれる。

一方で未来か過去にいくためには螺旋階段から家に僕以外誰もいないこととトイレを使っていないことの2つが条件になっているんだ。

ほかの年の扉が開けれなかったのは、誰かがいたからだそうだ。

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