表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

その8.育休に関するえとせとら(その2)




はい、というわけで引き続き育休に関するなんちゃらについて書いていきます。

その2は主に手続き的な側面について。もちろん(マネー)についても。


その前にその1のおさらい。

その1では――


・育休の制度はどの会社にもあるよ! てか、法律で決まってるよ!

・制度上は育休を取るって言ったら、会社は拒めないよ!

・育休中のお金は雇用保険から出るよ!


――と言った内容でした。


んで今回は、まずお金の話から。

育休中は基本的に会社から給料などのお金はもらえません。(会社によっては給料とは別に、手当という形で貰えるところもあるでしょうが)働いてないから当然ですね。

そうなると完全に無収入……になってしまうわけですが、そんな状態になるんだったら子ども作らねーよ! というご夫婦もそれなりにいらっしゃるでしょう。金はなくても幸せになれるかもしれませんが、金はあった方がいい。当然ですね。


ですがそんな少子化待ったなし! むしろアクセル全開! な状態にはなりません。ご安心を。

その1でも書きましたが、育休を取得した場合は雇用保険から育児休業給付金なるものが支給されます。


育児休業給付金の額は、正確さは欠けますがざっくり言いますと、育休開始から半年までは直近6ヶ月の給料の平均の2/3が、半年を過ぎると給料の平均の半分が支給されます。

ここで言う給料は、税金とか差っ引かれる前の支給額になります。

たとえば、いろいろと差っ引かれる前の給料支給額の平均が30万円だったとします。すると給付金は、半年までは30万円✕2/3=20万円、半年以降であれば30万円✕1/2=15万円が支給されることになります。


んで、給付金は給料と違って税金とか社会保険料(健康保険とか厚生年金とか)が引かれません。

なので実際の手取り額としては、半年までは育休取得前の給料とそう変わらなくなると思います。

(ただし給付金の額にも上限がありまして、もらえても最大で約30万円。したがって、それなりにお給料をもらってる方からすれば結構な額が目減りしてしまうかもしれないですね)



とまあ、そんなわけで金銭的には育休を取ったからといってそこまで負担にならないのではないか、というお話でした。なので繰り返しになりますが安心して育休をお取りくださいませ。


なお、記載した通り、半年を超えるとそれなりに給付金が減ってしまいますので、それを踏まえて私の取得実績を参考までに記します。

長女の時はだいたい5ヶ月半の育休、そして次女(現在進行系ですが)については約8ヶ月半の育休を取得しました。次女については半年を超えてますが、最初の2ヶ月半はこれまでの勤続で溜まってた積立休暇(毎年度余った有給を貯められる会社の制度)を使ってますので、給付金の取得期間については半年になります。


しかしながら、お金の心配はあんまり要らないよーという話をしといてなんですが、一点注意が必要でして。

支給額としては上述のとおりなんですが、気をつけないといけないのが、給付金が振り込まれるのが2ヶ月に一回ということ。

んでんで、当然の話しながら生活費は日々計上されて、カードなんかの引き落としも毎月あるわけです。

なので気をつけてないと――口座の残高がマイナスになります。そうすると各種引き落としができませんのでトラブルの元になるかと。

したがって、育休中は普段よりも預金残高を多めにしておくくらいの気持ちが必要かもしれません。個人的には月々の生活費の3ヶ月分くらいは口座にあると安心かな、と思います。


後は育休取得の手続きについて。

こちらに関しては勤めている会社によるのでなんともなんですが、そこまで別に大変でもなかったです。

参考までに私の提出書類について述べておきますと、提出したのは2枚だけ。

いつからいつまで育休を取りますっていうのと、後は将来の退職金の取り扱いに関する確認の書類オンリー。退職金の書類に関しては、育休中は退職金ポイントが貯まりませんよーって内容なだけです。

ちなみにこれは長女の時の手続きで、次女の時は会社のWebシステム上で全部手続きが済んだので、すごいあっさりでした。

他所様の会社がどうなってんのかは私めからはさっぱりですが、たぶん(真っ当な会社であれば)どこもたいして手間ではないんじゃないかなぁと愚考してみたり。

でも考えてみればそれも当然でしょうね。近年ただでさえ男性の育休取得を推奨するような流れができてる中、当事者の手間が煩雑だったら「もーとらなくてもいいや!」とかなりかねませんし。

そんな話が世の中にあふれてないってことは、手続きもどこの会社でもそこまで大変じゃないんだろうなと思います。



というわけで、2回に渡って育休の手続きやお金的な面について触れてきました。

ただここらへんについてはあくまで素人がテキトーぶっこいてることもありますので、もし「よし、んじゃ俺も育休取るか!」と思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ改めてご自身でも調べてみてください。


また、その他にも不明点や気になる点がありましたら答えられる範囲で答えますので、遠慮なくどうぞ。


それでは、また(・ω・)ノシ

普段はファンタジー書いてます(宣伝)

よろしければ、作者のマイページからそちらも楽しんで頂ければ嬉しいです。


「魂喰いのアーシェ」(完結済み)

「最強王女が裏切り姫と呼ばれてる件」(2022年4月現在第4章まで連載の後、休載中)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ