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その7.育休に関するえとせとら(その1)

ども、パパ三年生の新藤です。


前回は若干新米パパ向けに(偉そうに)授乳のあれやこれや基礎的な知識とか体験談とかを書いてみましたが、今回は少し趣向を変えてみまして。


タイトルにもあるとおり「育休」について書いてみたいと思います。


そもそも育休とはなんぞや。名前だけは巷に溢れてて聞いたことはあるけれど、実際にはどんな制度やねん。そんな人も多いのではないかと愚考致します。


私も正確にそらんじれるほど詳しいわけじゃあないので、適当にググってみてトップに出てきたページから引用してみますと以下のような制度なわけです。

(引用元:社長のための労働相談マニュアル(https://www.mykomon.biz/ikuji/ikukyu/ikukyu.html))



―――――引用――――

満1歳(一定の要件を満たせば、1歳6ヶ月)に満たない子供を養育するために労働者が申し出た場合、使用者は育児休業を与えなければなりません。

育児休業は事業所の規則の有無にかかわらず、また、事業主の許可を条件とすることなく、対象となる労働者が使用者に「休業申出書」を提出することによって取得することができます。

パートタイマーなどの名称で働いていたり、1日の労働時間が通常の正社員に比べて短い場合でも、かなり特殊な雇用契約でない限り、育児休業を取得できます。

有期雇用の場合も、一定の条件を満たすならば、付与しなくてはなりません。

平成22年より、労使協定を定めることにより、配偶者が専業主婦(夫)や育児休業中である場合等の労働者からの育児休業申出をを拒める制度が廃止され、専業主婦(夫)家庭の夫(妻)を含め、すべての労働者が育児休業を取得することができるようになりました。

―――――引用終わり――――



まあ要は、1歳未満の子どもがいる場合に給料貰って働いてる人が「育休くれ!」って申請したらもらえる休みなわけです。休む期間については原則1歳までであれば一週間だろうが10ヶ月だろうがオーケーです。


私も長女の時で約6ヶ月、そして今回の次女のケースで約9ヶ月取得してますが、社内の私の知り合いでも2週間しか取らなかった人もいれば、1ヶ月の人、ほぼ1年取った人と様々でした。


んで、この制度。言うなれば「義務」です。引用中にも書いていますが、規則の有無は関係なくて、かつ事業主の許可なんて要りません。だからどんな会社に勤めてる人でも「休む!」って言って書類出したら育休を取れるというわけです。法律上は。

したがって、「ウチの会社にそんな制度ないから育休取れない」なんてこともないですし、「育休取得なんざ認めねぇ!」とか言われても関係ないわけですね。


あと、結構勘違いしている人が多そうなのが、育休取得中の収入。

育児休業給付金というのが貰えるんですが、これ、別に会社から支払われるわけじゃないんです。

んじゃあどっから貰えんのって話ですが、保険です。雇用保険。会社員であれば皆さんが毎月千円二千円とかそういうレベルで支払っている雇用保険から支給されます。


ちなみに雇用保険ですが、基本的に会社員であればほぼ全員加入しているはずです。

個人事業の農林水産業で、働いてる人数が5人以下とかだったり、短時間のパートタイマーだったり学生だったりしたら別ですが、いわゆる「法人」であれば加入は強制です。

もし、会社勤めなのに雇用保険が給料から差っ引かれてない人はすぐに転職しましょう。

「再就職できないかも……」なんて思って足踏みする人もいるかもしれませんが、そんな法律も守れないやべー会社に勤めてる方がよっぽどやべーです。大丈夫です、なんとかなります。(他人事)


とまあ、そういうわけなので「働いてないのに会社からお金をもらうのはちょっと……」なんて気兼ねする必要は一っっっ切ありません。休んだところで会社の懐は一銭も痛みません。なのでこちらも気にせず休みましょう。



とはいえ。

育休を取ることが制度上可能だと言っても、必ずしもそうはならないのが現実。悲しいけどね。

大手の企業だったり、比較的新しい企業だと社内風土的に取りやすい、或いは取るのが当たり前だったりしてそこまで躊躇しないでしょうが、そうでない企業も多いのも事実だろうと思います。あくまで肌感覚ですが。


小さい会社だと社長や上司が育休に対して無知だったり。或いは人員に余裕がなく、育休を取るなんて言うと白い目で見られたり。取りたくても取れない、なんてことは多々あるのではないでしょうか。


そういったのを理解した上で無責任なことを言いますと、それでも育休を取得するべきです。

社長や上司の無知なんかをあなたが考慮する必要なんてありませんし、人員が余裕がないのだって会社の責任です。なんで一社員がそこまで責任を取らなあかんねん。それくらいの気持ちでいいです。たぶん。


そもそも。

個人的な意見ですが、このご時世にそんな企業文化の会社にいたところで先が見えてます。何の発展性もありません。「たかが」育休を取るくらいで白い目で見てくるような同僚なんか、自分の方からお断りです。

もちろん配慮は必要でしょう。たとえば早めに取得計画を伝えるとか、自分が抱えてる仕事は休み前にキチンと後任に引き継ぐとか。でも休むこと自体を咎めてくるような会社に居たところで所詮使い潰されて終わるのがオチです。そうなっても何の責任も取ってくれません。

育休を取ったことで就労環境が悪くなった(人間関係が悪化したとか)んならさっさと辞めちまいましょう。雇用保険の失業手当をもらいながら転職活動してた方が精神衛生上よっぽど楽なはずです、


……とまあ、本当に無責任極まりない意見を書きましたが、そうは思っても中々一歩を踏み出せないですよね。私も、そういうのに理解がある職場(+長女の時はメンタル的にも休みたかった)だったので遠慮なく取りましたが、無理解な職場だとたぶん自分の性格的に休まなかったと思います。


それでも、育休取得した今となっては、やっぱり休みを取って良かったなと心から思ってます。仮に仕事で干されようとも、です。

なぜなら仕事は代えが利いても、家庭は代えが利かないから。

今いる職場の仕事を失ってたとしても、まあ条件に目をつぶれば転職はできる可能性は高いです。が、子どもや妻といる時間はプライスレス。

特に新生児期は成長が早いのであっという間に過ぎますし、すぐ目の前で成長していく時間は二度と戻ってきませんし、妻に子どものことを任せっきりにして家族としての信頼を失ってしまえば、回復は相当な困難を極めます。

休んでも金を貰えるし、職場環境がどうあれ、とりあえずは仕事に戻れるんです。だったら休んで家族との時間を大切にした方がいい、と思うのは、私がそもそも仕事を可能な限りしたくない人間だからなんでしょうかね?


まあそういうわけで、私個人としては育休の取得をぜひぜひオススメしたいところ。


結構な長さになりましたので、今回はここらで。次回は「んじゃあ育休で金はいくら貰えんの?」という部分について触れていこうと思います。(たぶん短くなるな)


それでは、また。


※本文中に書いてある内容は、素人が勝手に調べたものであるので正確さに欠ける点があるかと思いますので、育休取得を考えられてる方がいらっしゃればご自身でもお調べください。なお、本文に記載の内容はあくまで一個人の意見であり、その結果生じたいかなる不利益にも責任を負いませんのであしからず(・ω・)ノ


普段はファンタジー書いてます(宣伝)

よろしければ、作者のマイページからそちらも楽しんで頂ければ嬉しいです。


「魂喰いのアーシェ」(完結済み)

「最強王女が裏切り姫と呼ばれてる件」(2022年4月現在第4章まで連載の後、休載中)

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