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その6.子どものいる生活(授乳編その2)

また結構間が空いてしまいました。申し訳なし<(_ _)>


前回に引き続き、今回も授乳回。

その2ということでお付き合いくださいませ。


まずは前回その1のあらすじですが、


・子どもを産んだオカンの体はもうボロボロよ! 重傷患者なんだから休ませてあげて!

・だから夜中は(基本的に)オカンに変わって夫が授乳すべし。できねぇなら家事もできる限りお前がやれ


というお話でした。


んでんで。今回は授乳、特にこのエッセイは父目線ということでおっぱいではなく、ミルクをあげる前提で書き記していきたいと思います。


まずはミルクについての基礎知識。

栄養? いやいや、栄養に関してはどのミルクメーカーさんも研究に研究を重ねてますからね。正しく作って必要な量飲ませてれば問題なし。(たぶん)


ここではそういう話じゃなくて、もうちっと実用的な面です。

まず、ミルクの購入についてですが、昨今はアマゾンとかネットでも変えますが、実際に手に取って買うのであれば薬局で購入することになるでしょう。ちゃんと価格は調べてないですが、たぶん薬局の方が安いです。


で、購入する時にパパが注意しなきゃならんのが、ミルクには二種類あるということ。

一つが、1歳までの赤ちゃん用の粉ミルク、そしてもう一つがもうちょっと成長した後のフォローアップミルクと呼ばれるやつです。ここを間違えちゃあいきません。が、薬局とかだと並んで置いてあったりしますので、缶の表面に書いてある対象年齢をちゃんと確認しましょう。(一敗)


ちなみに、最近は粉ミルクだけじゃなくて色々と種類が出てます。

常温でも飲める最初っから液状のミルクだったり、キューブ状(キューブをお湯に溶かすタイプ。キューブ一個で40ccのミルクになる)にして外出が楽になるタイプだったり。

我が家が外出する時は、キューブタイプのミルクに、水筒にお湯入れていってました。


住んでる地域は結構子育てに関する関心が高い場所なので、大きな商業施設に行くと、大概は授乳室だったりお湯(70℃)が出てくる給湯器が設置されてたりしますが、必ずしも給湯器が無かったり、また昨今のコロナ云々で使用が停止されてたりするので、魔法瓶の水筒にお湯を持っていくのが困らなくてベターかと。


んでんで、新米パパ向けということで非常にこまけー話ですが、買ったミルク缶の中にはプラスチックのスプーンが入ってます。たぶんどのメーカーも同じでしょうが、擦り切り一杯でお湯を入れた出来上がりミルク量が20ccになります。ご丁寧に蓋のところに擦り切り用の出っ張りみたいなのを作ってくれてるので、軽量スプーンなり擦り切り用の板なりを準備する必要はないです。ありがたやありがたや。


なのでやることと言えば哺乳瓶に粉入れてお湯を注いで、人肌より温かいくらいにまで冷ますっつーだけなんですが、(別に人肌より冷めてても問題ないです。が、熱いのはアウト。赤ちゃんが火傷するので)最大のポイントとなるのが、粉ミルクの量。


……ぶっちゃけ、かなり意識してないと途中で何杯粉入れたか分かんなくなります。作ってる途中で話しかけられると記憶が怪しくなります。まして、夜中に泣き声で起こされてふにゃふにゃになってる脳みその時なんか本当に正しくカウントできてるのかさえ信じられなくなります。しかも我が子に全力で急かされてますからね。なので気合を入れてミルクを作りましょう。(対策案なし)


さてさて。

粉買ってミルク作って、となればいよいよミルクを実際に赤ちゃんにあげる、という段になるわけですが。

「ただ単にあげるだけだろ?」とか思ってませんか? 哺乳瓶を赤ちゃんの口に突っ込んどけばいいんだろ、なんて考えてませんか?


ええ、中にはそういうお利口な赤ちゃんだっているでしょう。お腹が空けばちゃんと泣いて、乳首を口に突っ込まれれば自然と泣き止んでゴクゴクする子もいるでしょう。


でもですね――現実はそう甘くないんですよ。ウチだけかもしれませんが。

長女の時がどんなだったか、あんまり覚えてないので基本的に現在進行系で授乳中の次女のケースを中心に記しますが、まず――飲まない。

いや、飲みはするんです。激烈に腹が減ればギャン泣きしますし、口に乳首を授ければめっちゃ吸い付きます。

でもね、最初だけなんです。


母乳だと「赤ちゃんが飲みたくなったら飲ませてくださいねー」なんですが、粉ミルクだと消化の都合上、一回授乳すると2~3時間程度間を空けないといけないのですよ。そうなると、一日で授乳させられる回数は自ずと決まってくるわけで。

さらには個人差こそあれ、おおよそ標準的な体重と、それに伴って必要なミルク量/Dayもだいたい決まってます。

そうなると求められるわけです――一回で何cc飲ませんばいかんのかということが。


そして始まる地獄。すんなり目標の量を飲んでくれることなんてほとんどありゃしません。

たとえば一回のミルク量が100ccだとして、直前に赤ちゃんが「メシをよこせ-!」とギャン泣きしてたとします。


大慌てでミルクを作ります。赤ちゃんのもとに駆けつけてミルクを飲ませ始めます。すばらしいバキューム力で吸い付くのを見て、父ほくそ笑みます。

そして――50cc飲んだところで遊び始めた姿を見て絶望します。

折れそうになる心を奮い立たせてあの手この手で赤ちゃんの口内にミルクを供給していき、やがて一時間経ってようやく80cc(目標100cc)飲ませたところで妥協して諦めます。ここまでが1セットです。


これだけでもだいぶメンタルのHPが削られていきますが、奴ら、これだけじゃあありません。他にもあの手この手で父(母)の精神にダメージを与えてきます。

たとえば、赤ちゃん、よく吐きます。ゲップとともに吐くこともあれば、ちょっと哺乳瓶の乳首を奥に入れすぎただけで吐きます。ゲップも出てぐっすり寝てさあ一安心、父もしばらく横になってお休み――と思いきや、ふと赤ちゃんの顔を見ればミルクまみれになってたり、なんてこともあります。


ある例を想像してみましょう。

父でも母でも結構ですが、ただでさえ寝不足だってのに、夜中にギャン泣きで叩き起こされ、フラフラしながらミルクを作り、飲ませてもあまり飲んでくれない。

苦労しながらやっと飲んだと思いきや、リバースで赤ちゃんの服はミルクまみれ、親の服もミルクまみれ、床やソファもミルクまみれ@深夜。(長女の時に経験済み)

もう、深夜だってのに拳をソファに叩きつけて大声で喚きたくなりました。これがお母さんの場合だと、産後のメンタルボロボロのところに伸し掛かってくるわけです。なので前回からの繰り返しになりますが、できる限り、少なくとも産後1ヶ月はお母さんにはぐっすり寝て体力とメンタルを回復してもらいましょう。



さて。

飲み終わった後(お残ししたとしても)は背中を叩いてゲップさせたら授乳は完了です。ですが、ゲップは必ずしも出るとは限らないのであまり気にしすぎない方がいいかもしれません。(ウチの子は長女、次女とも体感でゲップ発生率3割くらいですが、滅多に吐きませんでした)

なお、ゲップをさせる時に「トントン」のイメージでいたら、看護師さんが「バンバン!」と結構な強さで叩いてたのにビックリしたのは良い思い出です。



とまあ、赤ちゃん相手にこんな感じで奮闘してますが、2歳児@イヤイヤ期を相手にしていると、赤ちゃんの相手がオアシスに感じます。だってとりあえずは抵抗せずにミルクもオムツ交換も着替えもお風呂も受け入れてくれるんですもん。


とりあえず授乳時の流れとしては以上。ずいぶんと長くなってしまいました。

もし細かい部分でも気になる点や疑問等あれば遠慮なくどうぞ。



最後に、これはあくまでウチの子のケースであり、基本的に赤ちゃんはみんな個性豊かで特徴もバラバラなので参考程度ということで宜しくお願いします。


それではまた次回。ではでは(・ω・)ノシ





普段はファンタジー書いてます(宣伝)

よろしければ、作者のマイページからそちらも楽しんで頂ければ嬉しいです。


「魂喰いのアーシェ」(完結済み)

「最強王女が裏切り姫と呼ばれてる件」(2022年4月現在休載中)


その他、知りたいテーマとかあれば、私の体験した限りそのテーマで書いてみようと思いますので、リクエストがあれば遠慮なくどうぞ。

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