表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

その3.長女、妊娠……そして出産(part2)

さて。


パートナーの方が妊娠した時にかなりの確率で乗り越えなければならないことがあります。

そう、つわりです。


実に約8割の妊婦さんが経験するというつわり。

メカニズムはよく分かってないらしく、そして症状も妊婦さんに依って多種多様。

ちょっと気持ちが悪いくらいの症状が軽い人もいれば、入院が必要なほどひどい方もいますし、種類だって吐きづわりに食べづわり、眠りづわりやよだれづわりなんてのもあるらしいです。


たぶん多いのは吐きづわりと食べづわりで、簡単に説明すると以下の感じ(たぶん)。


吐きづわり・・・気持ち悪くて食べられない。

食べづわり・・・空腹になると気持ち悪くなる。かといっていっぱい食事を食べられるかっていうとそれは別問題だったり。


また、1人目と2人目の妊娠の時で種類が違ったりもしまして、ウチの妻のケースですと1人目の時は吐きづわりで2人目の時は食べづわりでした。

1人目の吐きづわりの時はほとんど何も食べられなかったですが、アメとかアイスの実とかは結構バクバク食ってました。なのでよくコンビニに買いに走ってましたね。

一方で2人目の時は、長女の時に比べて症状が重かったようで、特に匂いに対して敏感でしたね。

長女の時はまだマシでしたが、次女の時はご飯の炊ける匂いもダメ、外から漂ってくる微かなにんにくの匂いもダメ。起き上がるとすぐに気分が悪くなって頻繁にえずくし、ほぼ一日ベッドの上で横になってました。その割にご飯は普通に食べられてたので、まったくもって妊婦の体というものは不思議なものです。


ちなみにですが、長女の時は妻は仕事を続けてましたが、次女の時に退職しました。

長女の時は吐き気はあって実際に戻してたみたいなんですが、つわりの期間が比較的短かったのと吐いてしまえばしばらく楽になったようで無事に乗り切れたようです。

しかしながら次女の時は軽度ですが妊娠高血圧症で安静指示が出て休職するくらいだったうえに、その間に経って動き回り休憩もまともに取れないような部署に勝手に異動させられ、元々突発性難聴とそれに伴うめまいなどから動きの少ない部署に異動させてもらってたという経緯がある(立っての仕事は控えるようにとのこと)にもかかわらず、「立ち仕事がダメとは言ってないよね?」的な、妊婦の体を思いっきり軽視するような発言+子供の屁理屈みたいなことを上司が言ったらしいので、そんなピー(放送禁止)でピー(放送禁止)な職場、辞めてもらいました。


なお、職場は病院の事務職で女性が多い職場かつ上司も女性。今どきそんな職場が身近にあったことが非常に残念でした。


……とまあそんなわけでして。

次女の時は退職して、具合が悪い時は家でずっと安静にしてもらってました。

つわりの期間は、ハッキリとは覚えてないですが、長女の時はたぶん20週目くらいでかなりつわりは改善してました。なので次女の時もそれくらいかな、と思ってたんですが結局出産前くらいまで地味に続いてたのできつそうでしたね。(ピークは24週くらいでそこからは普通に動けるくらいには改善してました)



ここまでつらつらと当時の状況を書いてきましたが、男性側のパートナーの方に向けて言いたいのはですね。

お前が動け。(切実)

ということです。


つわりがひどい方は本当に辛そうです。勝手に想像するのであれば、四六時中、横になってる時も車酔いしてるような感じでしょうか。そんなのが毎日、何週間も続くんです。辛くないわけないです。

よく、ネットの記事で「つわりは病気じゃない」的なパワハラ上司やモラハラ夫な発言が話題に上がりますが、もうね、阿呆かと。声を大にして言いたい。

病気と同じだよ。むしろそれ以上だよ。

そんなパートナーに向かって「寝てるだけだろ?」とか、「俺も仕事で疲れてるんだよ」とか、「家事ができてない」とか、クソみたいなことをよく言えるなと、つくづく思います。


子供じゃないんだからテメェの飯はテメェで作れ。むしろお前がパートナーの分を作れ。作れないなら買ってこい。

散らかってるんならお前が片付けろ。洗濯物が溜まってるならお前が洗濯機を回せ。やり方が分からない? ンならテメェで調べてくりゃいいだろ。パートナーは貴様のママじゃねぇ。


……とまあ、こんな感じで一人ツッコミながらそんな記事を読んでたり。

実際のところ、どうなんでしょうね? こんなパワハラモラハラどんとこいな夫が記事では目立ちますけど(その方がたぶん「ウケる」んでしょう)、令和ともなった現代、実際のところどれだけの旦那さんがこんな極端な「殿様」のままでいるのやら。

もちろん程度の差はありますし、パートナーの方が求める水準に達してないケースもあるでしょう。自分含め「俺って気が利かないなぁ……」というところも多々ありますが、実は思ってる以上に結構な方が、家事やら育児やらを動けないパートナーの方に押し付けるのではなく、可能な限りしてる(あるいはやろうと頑張ってる)んじゃないか、とも思ってみたり。

でもこういうのって、家事を主に担ってる側とそうでない側で感覚の違いが結構ありそうで、客観的な判断って難しそうですね。


ともあれ、つわり(+大きなお腹)って男性側が思ってる以上に大変なので、仕事で疲れててもパートナーの方のためにできることはしてあげてほしいと、同じ男性側としてつくづく思う、というお話でした。


次回はいよいよ出産の時の状況について触れていって、以降はテーマを決めてつらつらと書き連ねていこうかなと思います。


それでは、また(・ω・)ノシ




普段はファンタジー書いてます(宣伝)

よろしければ、作者のマイページからそちらも楽しんで頂ければ嬉しいです。


「魂喰いのアーシェ」(完結済み)

「最強な裏切り姫は斯く抗う」(2022年1月現在連載中)


その他、知りたいテーマとかあれば、私の体験した限りそのテーマで書いてみようと思いますので、リクエストがあれば遠慮なくどうぞ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ