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5【2歳】

二歳になった。


普通に喋れる。


そして極力抑え目にした結果。


私の貴族界での通り名は「神の愛し子」「神童」などなど。


何故か凄い呼び方をされている。


まぁ馬鹿にされていないだけまだマシだけど。



私が転生して二年。


兄に物凄くかわいがられている。


みんなに溺愛されてて分かった。


多分養子で来た二人も含めて兄弟三人全員がゲームの攻略対象だ。


何故分かったかというと……。


三人とも比べものにならないくらいのイケメンだからだ。


まぁアネスト兄は五歳でイケメンとかわかる年齢になったけど、


シンシア兄もフェアウェルもまだ三歳と一歳だけど


それでもわかる顔の整い具合。


やばい。


だからストーリー的にいくと、


この三人を選んだら私が攻略対象の妹や姉として


ライバルキャラで出てくるんだろう。


そして多分主人公は庶民。


それで私が


「わたくしのお兄様(弟)にあなたみたいな身分のゴミはふさわしくありませんわ!」


みたいなことをほざくんだろう。


そんな事するつもりはさらさらないが。


だってきっとそんなことしたら兄様達に嫌われてしまいそうですもんね。


私は前世ではかわいがってくれる兄なんていなかったから


絶対嫌われたくない!


だって今、私が転ぶだけで心臓壊れるんじゃないかってくらい溺愛してくれてるんだもの!


えーと。



二歳になるまでに分かったこと。



1.さっき言った、兄弟の三人全員がゲームの攻略対象だということ。



2.三歳、六歳、九歳、十二歳と、


三の倍数の時に魔力測定をするということ。


六歳の時には、精霊召喚をするということ。


そして適性検査も六歳でするらしい。


例外を除くらしく、


アネスト兄とシンシア兄はもうおこなっている。


アネスト兄は適性がある魔法は水と風らしい。


で、シンシア兄は火と風らしい。


大人でもきちんとした適性を持っていることは珍しいのに、


兄様達は両方ともきちんとした適性を二つも持っているので


規格外なんだそう。


でも、アネスト兄もシンシア兄も


「マリンには敵わないだろうな」


と言ってくださる。


本当にかっこいい!



来年には私も魔力測定だ。


何か適性があると魔法使いこなせるんだろう。


まぁ適性検査も魔力測定も後にして先に魔法の練習するけどね!


そして私は、私のことを理解してくれる優秀なメイドのレナとルナに、


家族に内緒で魔法の先生をつけてくれと頼んだ。


張り切りすぎるとやばい気がするし


家族に頼んでつけてもらうと国のすごい人来ちゃいそうだしね。


我が優秀なメイドたちはそれを察したのか、


ちょうどいい人をつけると言ってくれた。



魔法の訓練頑張るぞー!

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