表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

3 【0歳?】








………お嬢様?




いや分かるよ?


こんな高級そうなベッドに寝かされてて、


一回泣いただけでメイドさんが急いでくるあたり。


おかしいなって思った。


メイドさんに抱き上げられる。


メイドさん!顔でかいよ!



っていうかメイドさんでかくね?


家具もエグいくらい大きいけど?


…うん。気付いてた。


言葉は「あぎゃー」など。


大きな顔。


上手く動かない体。


丸っこい手。


大きな家具。


メイドさんに軽々持ち上げられる体。



あー。赤ちゃんになったの決定だなぁ。


お嬢様とか言われてるし。



あぁー!あれじゃないか!


転生したらゲームの悪役令嬢で死亡しないように頑張る系のやつじゃん!




まってじゃあ私悪役令嬢?



…まぁ生き返らせてもらっただけでも良いと思おう!


幸い私はゲームやアニメはさして見てないから誰が攻略対象か分からない!


よし、清く、正しく、美しくでいこう!



メイドさんに身振り手振りで大丈夫なことを伝え、(伝わったかは分からないが)


眠りにつく。





その日からある噂が広まった。


有名な公爵家に令嬢が誕生した。


だがどうもおかしい。


生まれてから三回しか泣いていないと言うのだ。


赤ん坊は泣いて感情やして欲しいことがあることを伝える。


それが全く泣かないのだ。


三回泣いたということは喋れないわけではない。


けど、全く泣かないそうだ。


使用人が間違って落としてしまった時も


泣き声一つ上げずになんと生まれてから


二ヶ月しか経ってないのにも関わらず、


つたい歩きをして元の場所にまで戻ったそうだ。


医者に診てもらってもなんともないどころか、


そこらの赤ん坊より成長が早いようで、


みんながまだはいはいが移動手段だった時、


もう一人で走ったり、フォークでご飯を食べたりしていたそうだ。



一歳になる頃には単語を組み合わせて話せるようになっており、


公爵家唯一の女子である為、みんなに溺愛されて育っているそうだ。


そんな噂が流れていることをメイド達から聞いた。


みんな私がそこまで難しいことを理解できないと思っているのか、


私の前でもなんでも喋ってくれるのだ。






小さいって便利!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ