決断
誤字、脱字がありましたら指摘していただきたいです。
車イスは、魔力を流して動くものに改良されていました。
なんかハイテク。
自分でも、他人でも進められるようになっています。
ちゃんと取ってもついていますよ。
自分では、1mも進めませんでした。
ちょっと筋力が無さすぎる。
ということで、魔力で進めています。
侍女には後ろから見てもらっています。
閑話休題。
私は今お庭を散策しています。
我が家のお庭はそれはそれは広いです。
今はピンクのかわいい花が咲いています。
花を愛でていると、お父様の執務室が見えました。
因みに私はまだお父様の執務室に入ったことがありません。
疲れて来たので、部屋にもどりました。
しばらくすると、お父様の執務室に来て欲しいと侍女が伝えに来ました。
「お父様、アリスです。」
「入れ。」
「失礼します。」
お父様の執務室は辞典などの本がたくさんありました。
その中に1つだけ古い児童書がありました。
「アリス、戦に出るか?」
「い く さですか?」
「そうだ。」
「お父様、訪ねる相手を間違えていませんか?」
いや、普通はお兄様に訪ねる内容だろう。
お兄様強いし。
「いや、アリスお前だ。」
「なぜ、私なのですか?」
なぜ、私なのか歩けないし、走れないし。
足手まといにしかならない。
「お前の魔力は莫大だ。お前は魔力を注いでいればいい。」
どうやら私は銃の銃弾を作る人のようなものだろう。
「でも、お父様。私はまだ4歳です。」
「隣国との間に戦が始まっているのはしっているか」
「はい」
「恐らく我が国が勝つ。」
「えっ。」
「そのとき、和平のために我が国から隣国へ王妃を出すだろう。その、王妃はルチアが最有力だ。」
「お姉様が、ですか?」
「隣国の王妃は随分ぞんざいに扱われると思う。」
当たり前だろう。敵討ちで、殺されるかもしれない。
「ルチアをそんな目にあわせたくない」
「だが、陛下はお前を戦に貸したらルチアは王妃候補から外すと約束してくださった。」
「だが好き好んで、娘を戦争にはいかせたくない。」
「行きます!」
「そうか…。お前は前線に出さない。」
「アレンも戦に行く。お前は絶対にアレンが守る。よろしく頼む。」
「はい。」
ありがとうございました!