車イスが欲しい。
誤字、脱字がありましたら指摘していただきたいです。
歩けない。歩けない。
こんなに大変だとは思わなかった。
まず車イスがない。
体力がないので、歩けない。
移動するときは、お父様とか侍女に運んでもらうとかあり得ない。
必要最低限、動けない。
外に出たいといったら侍女には止められるし、お母様には、泣かれるし。
ごめんなさい。ごめんなさい。って。
お兄様たちは、いらっしゃっても、会話が成立しないし。
一言で言う。暇。暇。これでもかって言うぐらい暇。
前世は、公務員で書類に埋もれていたのに。
やることがない。
よし、とりあえず車イスを作ろう。うん、そうしよう。
お父様に頼んでつくってもらおう。
まずは、侍女に
「紙とペンを持ってきて。」
とりあえず書きますか。かきかき。かきかき。
「お父様に見せてきます。」
「お父様、私欲しいものがあるのです。」
「なんだ。」
「こういうものが欲しいのです。」
私は絵を差し出した。
「うん?これは車輪か?」
「ここに座ったまま移動できるのです。」
私は絵を指して言った。
「これから作るとなると時間がかかるぞ。」
「はい。それでもいいのですが、出来るだけ早く作っていただきたいです。」
「わかった。職人にいっておこう。」
「ありがとうございます。」
はー。疲れた。お父様怖い。超怖い。
それから、職人さんが、一週間後我が家に来た。
ありがとうございます。