闘病生活開始
誤字、脱字等がありましたら指摘していただきたいです。
「お嬢様!お嬢様‼」
「んっ」
侍女のサリーが心配そうに私を見ています。
「お嬢様!気が付いたのですね‼」
「よかった!気が付いたんだね、アリス!」
「お父様?」
どうなさったのですか?と、続けたかったのに体がだるくて言葉が続かない。
「アリス!…ごめんなさい」
「えっ…⁉」
お母様が泣いている。
「貴女を丈夫に生んであげられなくて」
「アリス。落ち着いてよく聞いて」
私は病気らしい。
この世界には魔法があり、私は魔力が多くて、体がたえられないので血を吐いたり、出血したら止まらなくなったりする病気らしい。
この病気は特効薬がなく、いつも死ととなりあわせでいつ死んでもおかしくはないらしい。
その名は白色病。
0~6歳くらいの子がかかる珍しい病で、だんだん体の色素が抜けていく奇病。
その中でも重症度によって寿命は異なる私は最高の重症度5。
成人18歳まで生きていられる可能性はほとんどない。
白色病によって死んでいくひとの最後が耳をふさぎたくなうような壮絶な最後でした。
魔力によって体中の皮膚が裂けて血が…
わたしは4歳で闘病生活が始まったのです。
ありがとうございました!