表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名前のない怪物  作者: sam
1/1

終わりの始まり

人間は愚かである

人間は恐れている

自分たちの積み上げてきたカルマが崩れ落ち自分たちに降りかかるのを

歪みは増す その歪みの果て少年は何を思うのだろうか








「頼んだぞ」

「逃げましょう」

子を身ごもった女はすがるように言うが


「無理だ、逃げられないだろう」

何のことはないいつもの理不尽だと男は笑い、妻であろう女を振り切った。


オウル王国で頂点とも呼べる存在がぶつかろうとしていた。


「考え直す気はないの?オウル」

「……」

そうと悲しそうにエルフはつぶやいた。彼は禁忌に手を出してしまった……。この世界では絶対に許されないであろう禁忌に。

そうして戦いが始まった。そして……




「王国は滅びました」

ジャルダン共和国にて宰相はそう報告をした。もちろんこの衝撃的なニュースは各国に知れ渡った。この日、文明大国として知れ渡っていたオウル王国が滅びたのだ。


「一国を落とすか………わかってはいたが化け物だな」

「ええ、3弟子とは絶対に敵対しないようにしなければ」

「して、後処理は?」

「すでに軍を手配しております」

国王はせせら笑いこれから手に入るであろう奴隷に舌なめずりをした。オウル王国跡地では王国の市民が次々と捕まえられ奴隷へと落された。何のことはないこの世界では戦いに敗れたものの常だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ