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約束の星

作者: 陽詩麗


幾つもの星を渡り歩いて

そういう天の川みたいな星の橋があって

実際に掌におさまるような星があって

どこかへ届くように それたちを繋げて


そんな日々がくるのかどうか


今日も笑えなかった

なんて苦笑しながら空を見上げて

今日も眩しいなあなんて

薬を塗りたくった腕で顔を覆って


君のいる星にも 太陽はあるのかななんて

ふと思ったりして

君のいる星にも 夏だなんて具合悪い季節はあるのかななんて

ふと思ったりして


どこかで繋がってることを祈っても

君の口調や君の居た場所を全て忘れた僕には

そんな資格なんてあるはずもないと

また苦笑して


奇跡を信じない僕は

君との約束なんて忘れて日々を過ごして

何もかもを君のせいにして いろんなものから逃げる日々を過ごして


奇跡を信じていた君には

とても顔向けできない情けない今を生きてて

何者になればいいかも分からなくて

君みたいになりたいなんて思った日は

今から遠い2年も昔の話


戻りたいと思うこともある

鶴に乗って星を渡り歩いて

その昔にタイムスリップして

君の命を繋ぎ止められていたら

どんなに幸福だっただろうか


けれど無力な掌に目を落としたら

そんな夢物語などないって

深く思い知らされるのだけど


情けなくても泣いてても

生きていればそれでいいなんて

今 君がいたならば

そんなことを言うんだろうか


それならば

そんな今でも精一杯生きようと

そう思うようにしようか


君が笑顔でいることを願いながら

僕は君のいないこの星で

いつか約束を守れる日がきますようにと

そう祈るんだ

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