短編小説と長編小説の違い
短編小説と長編小説の違い。
一つわかりやすいのは、長さです。もう言うまでもないけど、一応、短編だと、約20000字以下でしょうし、長編だと、約10万字以上でしょう。
さて。
短編はストーリーとアイデア勝負となりがちです。
長編はキャラクターと設定ですかね。
短編小説は、そこまでキャラクターに深入りしなくていい。女子小学生が主人公ならば、それだけで終わりでもいい。どこの小学校とか家庭環境とか、なくたって、短いから踏み込まなくても仕上がったりする。浦島太郎の職業とか気にならないように、短編だと詰めなくてもいい。
主人公の名前もなくたっていいし、とにかく一つのストーリーとアイデアでワンシーンを描写してオチでもつければ完成となる。
まぁ、キャラクターの設定が全然いらないわけではないけど、長編に比べると薄味な登場人物でもなんとかなる、一応。長編小説も書き出しから数万字まででいいなら、キャラ設定なしで突き抜けることはできそう。
短編は、代わりに、ストーリーが意味不明だと、キャラクターが描けていても何だコレになる。起承転結とかまでガッチリしてなくてもいいけど、短編なりの問題提示とその解決まではないと。キャラクターの反応を楽しんでいるわけではないだろうから。
長編小説はキャラクターでできているから、長編準備はだいたいキャラクター設定に重心が行く。
まぁ、長編はキャラクターと長く付き合うことになるし、キャラクターの謎やトラウマがストーリーを牽引もするから、キャラクターがブレるとエタりやすい。
ストーリーがボロボロでもキャラクターができていれば、ライトノベルのように、継木ができる。ストーリーに合わせてキャラを改ざんしていくより、キャラに合わせてストーリーを追加した方がまだマシという。この継ぎ足しがおかしくならないように設定も練っておく必要にかられる。
まぁ、二次創作とか書いてみるとわかりますけど、キャラクターが出来上がっているから、楽に二次創作的なストーリーがパッと書けるわけです。ストーリーなんて、ある程度どうにでもなると、どっしり構えるにはキャラクターと設定をバチコリ作るしかないわけだ。
二次創作から始める人は多そうですけど、それだけキャラクター作りの方が大変ということなのかもしれません。ストーリーはSSっぽいのだと、いくらでも書き足しできそうですし。
このキャラクターに、こういうストーリーがあったら面白そう、と自然と思考する頭脳が人間はありそうだなぁ。
長編はストーリーやプロット重視と思って脚本術みたいに構築しようとするより、いっそ、そんなもの後の自分のストーリー感覚が整えてくれると信じて、キャラクター造りに時間でも割いた方がいいと感じてくる。履歴書なんて面倒この上ないけど。
まぁ、一番いいのは、ストーリーも設定もキャラクターも全部、ちゃんと作り込んで、アウトラインを制作することなのでしょうけど。
クライマックスの盛り上がりまでちゃんと作れるかハジけるか、長編でプロットゼロすぎると、エピソード集のようになるし。
短編が似すぎる問題。
まず、短編はストーリーだけど、そこで同じような婚約破棄断罪、ざまぁと、ストーリーをガッチリと決めてしまうと、キャラクターの違いや設定の違いで短編を魅せないといけなくなる。しかし、それは短編向きじゃない。まぁ、文字数が多い短編ならば、何とかできる気もするけど。
まぁ、でも、このストーリーが面白いのだから、無理にいじるきもしないが。どうにか別枠のストーリーやアイデアを発想できるか勝負がプロの世界だろうけど、ネット小説だから。作者はみんな別で、書いてみるという経験をしているのだから。
短編でキャラが似ていると話題になることなんてない気がする。似ているも何も結構、無味無臭なキャラだし。
タグもバカ王子みたいなキャラクタータグというより、ざまぁ婚約破棄というシチュエーションタグみたいな、まぁストーリータグと言ってもいいけど。
キャラクタータグは無口や氷のやツンデレとか俺様系やワンコ系とかなのか。ただ思いつきで書いているだけだけど。まぁ、それほどキャラクタータグがあるとは思えないけど、なろうの長編でも。アラサーとかアラフォーとか引きこもりとか。
これもわりとどうでもいいけど当たり前のことを。
視点です。
長編は視点変更が短編よりも可能です。
だから、演出の仕方で、視点を変えることができますね。
〇〇サイドみたいな感じで。まぁ、視点変更で、難しいシーンから逃げているだけの時もあるけど。
サイド使いになって、多すぎるサイドに、右往左往。
白ワインを久しぶりに飲む。ただそれだけのこと。