表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

愛されたかった。ただそれだけだった

作者: Riku56410

昔から男の子には好意を寄せられていた


いじめてくるくせに


一緒に帰りたいと言われ


お花をプレゼントされ


当時の私には理解が出来なかった


中学校に上がり


男の子からの好意は分かりやすくなった


何度も何度も付き合いたいと言われ


その度に私はゴミを見るような目線を送った


でも、ある事がきっかけで男の子を憎んだ


憎むあまり男の子で遊ぶようになった


すこし甘えた声を出せば簡単だった


いじめた女の子の彼氏を奪っては捨て奪っては捨てた


大人も簡単だと気付いた


大人にも媚びを売った


どうせ家には誰もいない


お金は腐るほどあるけれど愛情には飢えていた


一時でも私は愛されていると思いたかった



「少し可愛いからって調子に乗らないで」


少し前に彼氏を奪われた女の子は泣きながら私に言ってきた


この女の子も欲しい


欲しいと思えば手に入る


手に入ってしまったんだ


その女の子も男の子も


私が欲しいと思い行動をすれば手に入る


その先に虚しさしか残らなくても


私には愛情が欲しかった



私は私が欲しいと思ったものが手に入ればそれでいい


母親にも父親にもブスと言われたこの顔が


他の人間には可愛く映るのであれば利用する他ない


いいじゃない、少しくらい


私にはお金とこの顔しか無いのだから


一途だった私はもういない


人に優しくしていた私はもういない


利用できるものは全て利用してやる


だからお願い、誰でもいいから愛してよ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ