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【連載版】最高の祝福  作者: アウリィ
30/38

閑話:???(1)

寂しかった。

多くの人が、わたしを忘れてしまった。

願われ、乞われて、そうして生まれたわたしにとって永遠にも等しい孤独の時間は辛かった。


忘れられても、存在し続けた。

わたしを覚えていないのに。


だから、彼がわたしを見つけてくれたときは本当に嬉しかった。

わたしにたどり着いたという事は、この国に生きる人たちに求められたということ。

だってわたしは求められなければ誰にも会うことができないのだから。

そしてわたしを見つけてくれた彼に、わたしは一度だけの『祝福』を与えた。

わたしの『祝福』に人の子が耐えられるのは一度が限界。


彼は約束してくれた。

この先、またわたしを見つけてくれる人がいてくれると。

私を見つけてくれた人が現れた時は、また『祝福』を与えて欲しいとも願われた。


わたしは彼に、応えることを約束した。

『祝福』を与えることができるのは一度きり。


その一度きりのためでも構わなかった。


わたしを見つけて。

ここに居ることしかできないわたしを見つけて。


もう、寂しいのはいやなの。


だから………。

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