僕と彼女は、両想い。
僕の彼女は、優しく親切で可愛らしい女性なんだよ。
僕よりも、27歳も下の女の子なんだ。
僕の名前は、『里山 登』48歳、独身、未婚、彼女の名前は?
『古坂 ひおり』21歳、僕と同じ会社で働いているんだ。
僕とひおりは、会社の中では “内緒の関係” なんだよ。
【社内恋愛禁止】の会社だから、誰にもバレずに彼女との愛を育んでいるんだ。
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___以前もね? 会社の飲み会に行った時には、、、?
みんなに、バレないように僕はひおりから遠く離れた席に座り、ずっと
ひおりと目で会話をしていたんだよ。
ひおりも、僕とのアイコンタクトを楽しんでくれていたみたいだ。
ひおりは、誰にでも優しいから男は勘違いするみたいなんだよ。
隣に座った、ウチの会社でイケメン社員と仲良く二人で会話をしていて
も、僕はまったく気にもしないんだ!
___僕は、ひおりを信じているから!!!
彼女は、僕だけのモノだし! 誰にもあげる気はないからね!
▽
___最近、ウチの会社にいる! 【里山登】という中年のおじさんが
いるんだけど、、、? なんだか? 私の方をよく見てくるの!
以前から、私の事を気に入っているという話しを耳にした事があった
んだけど、、、? まさか!? 本当にそうなんじゃないかと思う事が
あってね! やたらと、私の目を見てくるというか、、、?
・・・なんだか? それが、気持ち悪いし!
私は、別にこの中年のおじさんに興味もないのよ!
仕事上の付き合いというか? それ以上の感情はないわ!
*
___でもね?
最近、家の中に居ても、、、誰かに見られているようで、、、。
そんな事、考えたくはないのだけど、、、?
まさか!? 盗聴・盗撮されてるのかな?
・・・まあ、そんなの! 気のせいよね!
あんまり、考えないようにしようと思うわ。
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___僕とひおりとの関係に、隠し事はないんだよ。
いつだって! 僕とひおりは、心が一つなんだ。
最近、ひおりが家で豚の角煮とポテトコロッケを作っていて
美味しかったんだよ~と言っていたな!
僕も何時か? ひおりの作った豚の角煮とポテトコロッケを食
べてみたいと思ってるんだ。
きっと、美味しいと思うよ!
ひおりが、作るモノなら? なんだって! 美味しいに決まっている。
それに、洗濯モノが溜まってて! 洗濯をするのが大変だったとも
言っていたんだ! ひおりの為なら、値段が高いいい洗濯機をプレゼント
をしたいぐらいだよ。
・・・それから、ひおりは寒がりだから何時も、靴下は厚手のモノを
履いているらしいんだ。そういうところも、可愛いと僕は思う。
▽
___そう言えば? 最近、里山登から、、、?
私に、こんな事を言ってきたの!
『___ひおり! 最近、洗濯するのも大変なんじゃない? 良かったら!
僕が新しい洗濯機をプレゼントしたいと思ってるんだけど? どうかな?』
『・・・えぇ!?』
『何か? 気になっている洗濯機とかあるの?』
『・・・いえ! 結構です! 別に今の洗濯機で問題ありませんから!』
『___それに、最近、料理もするんだよね! どんな料理を作ったの?』
『里山さんに、関係のない話ですよね! すみませんけど、話す気はあ
りませんので、これで!』
『・・・・・・』
___なんだか? 私の私生活をこの“里山登”から覗きみされているみた
いで! 気持ち悪い!!!
私は、洗濯機の事も! 料理を作った事も! 仲がいい女性
社員の人しか! 話していないのに、、、!
・・・何故? この里山登が知っているのかしら?
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___僕とひおりは、“両想い” なんだよ!
僕たちの愛は、今も進行形。
___誰にも、僕たちの愛の邪魔はさせない!!!
僕は、ひおり! 君だけを愛しているからね!
最後までお読みいただきありがとうございます。