俺と塩おにぎりな君。
なろうラジオで読まれた作品のディレクターズカット版です。
高校卒業と同時に一人暮らしを始め、安いバイトと、田舎からの仕送りによってなんとか食い繋ぎ、大学を卒業し、そしてついに就職難も乗り越え、念願の会社に就職し、やっと社会人になった『俺』。
しかし社会人になれたからといって幸せになれるワケではなく、待っていたのは多忙な日々。
そして今日も、なんとか昼飯を食う時間を作り。
朝作った弁当片手に、会社が入っているビルの屋上で一人寂しく昼食をとろうとした……のだが、今回は先客がいた。
俺の特等席である、屋上のベンチの上に。
俺と同期で、俺とは別の部署で働いている……顔色の悪いOLが。
彼女も彼女で、忙しい中でなんとか時間を作って昼飯を食っている……のだが。
彼女が食べていたのは塩おにぎり(中身なし)二個のみ!?
聞くところによると……どうやら彼女は俺と同じく、一人暮らしをしているが、料理が苦手でおにぎりくらいしか作れないという。
ちょ、こ……これはさすがに、同じ一人暮らしの〝女性〟として放っておけねぇぜ!!
お節介かもしれねぇが、料理が苦手な彼女に、一人暮らしで培った料理術をトコトン教えてやるぜ!!
これは俺と料理が苦手な彼女が、最終的には料理人の国際大会『食リンピック』で優勝するまでを描いた……ハートフルクッキングストーリーである!!!!
連載するかどうかは未定です。