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転校生がきました

「すいませーん。もうなおりましたー。」

「あらおかえり。真男くんもう大丈夫なの?」

「はい。大丈夫です!」

亮から話を聞き俺は普段とても陽気なやつらしく

明るく、よく冗談を言うそうだ。

あまりジョークというものは得意ではないがやるしかないな。

「テニスプレー中にテニスプレーしてきました!」

決まった。これ以上にないほどに決まった。

周りの賞賛の目が痛い。先に戻っていた亮も机で笑っている。

少女たちの顔がいつもどおりかわいい。亮は机をたたいて笑っている。

先生は感動のあまり声が出ないようだ。その顔を見て亮は笑いすぎて死にそうになっている。

「あのー、真男くんもう一度保健室に行って来たら?」

「えっ!?何かダメなところありましたか!?」

「ダメとかじゃないけど…まぁいいやとりあえず席に座って。」

ここまでくると自分の才能が怖くなるな。

もう一度何か言っておくか。

「それでは、次のジョークは、パンダのたべ…」

「待て待て、真男もうや、やめてくれ、俺の腹がもたない。」

亮が爆笑しながら止めてくる。そこまで言うなら辞めといてやろう。













「亮殺す」

「ごめんって、ほんとにやるとは思わなかった。」

亮はまた思い出し笑いを始めた。

真男という男はほんとは寡黙であまり友達を作らないタイプの人間らしく

あんなふうに人前で話すことはまれだそうだ。

そんなやつが前であんなことを言い出したから、周りの目は賞賛ではなく

変な奴を見る目だったらしい。

恥ずかしい…

「はーい、静かにしてー

 今日は転入生が午後からくるって言ってたけど

 それが今到着したみたいだから紹介するねー」

教室中がざわつく。

「男かな」「女かな」「イケメンだといいなー」

「はーい、それでは教室に入ってきてー

 アメリカからきた アイヴァーセン・ローレンちゃんです」

その子が入ってきたときに風を感じた。

この教室にいる少女など、目に入らなくなるほどの

かわいい顔した金髪の少女。

その少女はほかの少女とは格が違った。

今こんな大変な状況でなければ

恋に落ちていたかもしてないほど美しい

どこかで見たことのある顔

どこで見たのかは思い出せない。

「ご紹介にあずかりました。私の名前はアイヴァーセン・ローレンです。

 気軽にアイと呼んでください。

 私はこの小学校にある人を探しにきました。」

「え?だれだれ?」

となりで亮も見とれるようにアイを見ていた。

「はい、それは私の元の世界から逃げ去った魔王サタンです!

 誰か魔王サタンを知っている人はいませんか?」

どこかで見たことある顔

それも当然だ。

あいつよく見たら勇者だわ…

アイの勇者のときの名前が思いつきません

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