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愛の木の下

作者: 深架

この指はイエス様が造られたの

この声はイエス様がくれた声


この掌は、イエス様に、

神さまの御手で包んでいただくためにあるの


この声は、神さまに

ほめ歌を歌うため

祈りのために

あるの


神様に愛を捧げるくちびる

神様に握ってもらう掌


あなたの愛にひたされて

私はよろこびのなか

歌を歌う

あなたに感謝して


イエス様は私の神

私が生きられるのはあなたのゆえん

あなたを失うことなど考えられず

ただ

あわれみを乞う


あなたに、

「おまえを知らない」…と、

言われたくないから


そんなに悲しいこと、

言わないでほしい


私は塵に過ぎず、あなたは神

身分違いね

でもあなたはそんなこと、構わないみたい

そんなに私を好き?

愛してる?


神様なのに、わざわざ人間の姿になって地上に降り

私の背きのため

私の罪のために、身代わりになられた

いばらの冠をかぶせられ

頭を葦の棒で叩かれ、棘が食い込んだ

人間の顔じゃない

あなたがあなただとわからない


39回、鞭打たれ

しかも

鞭には釘とか石片とかついてた

皮膚は抉れた

更に

内臓も傷付いたの?


それから

十字架につけられ

手足を釘で打ち付け、固定された

イエス様


亡くなられ、よみがえった神様

私、頼んでない

死んでくれって

傷付いてくれって

苦しんでくれって

…なのに

なぜ


私、知らなかった

神様から離れていたことも

イエス様が私の身代わりとなってくださらなければ

私が地獄にゆくことも

知らなかった、何一つ


ごめんね、赦して

神様

私は無知なの


1から10まで全て

教えて貰わないとわからない


あなたに飢え、

あなたを求めているんです

イエス様


私みたいな無知で愚かな

罪深い塵が

神様に愛

神様に、こんなふうに愛されるなんて感激


地獄へゆくはずだった私を

私のたましいを

私の霊は以前死んでおり

私の肉体はいずれ朽ち

だから悪魔はたましいを狙う


私のたましいを救うために

神様は傷付き、死んでくださった

身代わりになってくださった

イエス様を信じ、私の霊は生き、神様の霊と繋がる

私の肉体は、死後

朽ちない身体となる


イエス様

私のことがそんなにほしいの?

そんなにまでして私を愛したいの?

なら、あげます

神様に

私のために死んでくださった神様に


私を、イエス様みたいに、イエス様以上に求めてくれる人間なんて、

そんな存在なんて、

いないから

イエス様にあげます

私の全ては主のもの

どうぞ好きになさってください

私のために血を流し、命がけで愛してくれた神さまになら、

私、全て委ねても、悔いなどありません

むしろ、大胆に私を愛してくれた神様を、

私も愛したい


私に愛をください天のお父様

あなたを愛するための愛を

神を愛するための愛を

どうか私の愛を受け取ってください

私を愛してくださる神様

私の愛をよろこび、愛してくださる神様

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