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君に想いを届けたい  作者: sakiko
15/30

⑮連陸

ついに連陸当日。

100メートル走はすぐに始まるため、梨奈は開会式に参加せずに、競技場の周りでアップをしていた。

今日は、晴天。最高のコンディションだ。

空色の空と濃い青色のタータンのマッチが美しい。


「あ、200始まったよ!」


先輩が言って、わたしは競技場に目を落とした。

まずは女子共通200メートルだ。

M中からは、3年生の村山(むらやま)先輩が出る。


「On Your Marks」


緊張が伝わってくる。


「Set」


村山先輩、頑張れ……!


「バン!」

「村山先輩ファイト〜!」

「やまファイト〜!」


誰よりも大きな声で応援するM中。

大丈夫、村山先輩なら行けます……!

30秒もたたないうちに、あっという間に村山先輩がゴールした。

結果は2位。予選通過だ!!

もう1組予選をやり、次に男子共通200メートルが始まった。

1組目はM中はいなかった。2組目に幹人先輩が走る。


「幹人先輩ファイト〜!」

「幹人ファイト〜!」


幹人先輩も2位で予選通過を果たした。


「M中強いんじゃない?」

「うん、強いね! さっすが!」


次は、いよいよ梨奈の出番だ。

ああ〜、こっちまで緊張してくる〜!


「6レーン、M、結城梨奈さん」

「梨奈〜!」

「梨奈ファイトッ!」

「結城ファイト〜!」


M中は優勝候補校。

他の学校と比べても、応援に力が入っていることが分かる。


「On Your Marks」


スタブロに足をかけ、深呼吸している。

頑張れ、行けるよ……!


「Set」


腰を上げる。


「バン!」


見ているわたしでも、一瞬息が止まった。


「梨奈ファイト〜!」

「梨奈頑張れ!!」


全力で叫ぶ。

お願い、お願いだから、予選突破はできますように……!

『6 M 結城梨奈 14.83』

14秒台で3位だ!

なら、予選突破できるよね!


「梨奈ナイス〜!!」


聞こえないとは思うけど、タータンに向かってお辞儀している梨奈に思いっ切り叫んだ。

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